ひろぴょんさんの「3SystemsV2」ギャップ式両建て低倍率マーチンEA


3SystemsV2

人様のEAを検証しようなんざ、ちょいとばかり失礼かもしれないことに足を踏み入れたこの頃でございます。なんと言ったって、呼ばれてもいないのに人の家に上がりこんでは、「内装はこんな感じになっている」「ベッドはこちらに置いた方がいいのでは?」と言っているようなものです。下手すれば「玄関は内開きの方が良くない?」などと『みんなの家』のような発言すらしてしまうかもしれません。

 

さて、今回は、2016年4月15日配信のGEM-Trade無料EA人気ランキングより、1位にランクインしたひろぴょんさんの「3SystemsV2」を検証します。

 

EAを選んだ理由

今回、数あるEAから「3SystemsV2」を選びました。理由はズバリ1位だからです。これまで(といってもまだ2回しかありませんが)1位になっても取り上げられなかったり、今週の注目EAに注目したりしていたため、純粋な1位のEAというのは、今回が初めてとなります。

 

ひろぴょんさん

ひろぴょんさんは、これまでGEM-Tradeに2つのEAを提供されています。

また、「3SystemsV2」に関しては、fx-onでも取扱いがあります。

>>3Sys 25jp

ただ、GEM-Tradeに提供されているEAに関しては「V2」(バージョン2)となります。

 

「3SystemsV2」

「3SystemsV2」は以下のようにとあります(パッと見難しいです)。

マーチンゲールとと逆行時の仕様証拠金軽減のための両建てを併用したEA

EAの概要を見てみましょう。

  • 通貨ペア:EUR/USD
  • 使用時間足:5分足
  • 取引スタイル:スイングトレード、マーチンゲール

 

 

「3SystemsV2」のパラメータ

以下は、「3SystemsV2」のパラメータになります。かなり難しいので順を追って見てみましょう。まずはマニュアル通り記載します。

  • BaseLot:基本取引枚数(0.5)
  • maxLot:計算上 調整上必要な数値(29)
  • MagicNo:マジックナンバー(2955)
  • MaxLevel:最大ポジション数(16)
  • ClsPercnt:調整用パラメーター(23)
  • OrderGap:両建て マーチンゲール発動の逆行値(22)
  • RIEKI:全てのポジションが決済される口座の含み損益の金額(100000ドル)
  • X:(50)

「BaseLot」は取引枚数を入力します(0.1=1万通貨)。

「MagicNo」はEA固有のマジックナンバーを最大10桁で入力します。誤作動が起きる原因になるため、同じ口座に同じマジックナンバーが存在しないようにします。

「MaxLevel」は最大ポジション数です。

ほか、「maxLot」「ClsPercnt」「OrderGap」「RIEKI」「X」などのパラメータがありますが、特に触らない方が良いと思います(最適化が好きな方はやってみるのも良いかもしれません)。

ひろぴょんさんからもこのように書かれています。

※各パラメーターを単体で考えないで下さい(A+B=Cのような単純ものではありません)

マニュアルは、内容以前に日本語を理解するのがかなり難しく感じます。

口座の含み損益が 100000 ドル(円)を超えたら全ての ポジションを決済します (この値は資金 10000 ドルに対して上記パラメーターで 売買した場合 機能しない値としてあります) 価格が逆行して複数ポジションを保有した場合 最初のポジションが損益0以上にならないと 全てのポジションは決済されませんが RIEKIに 適切な値をいれると その前に全てのポジションは決済されます

とりあえずは基本ロットのみでデフォルトでやってみるのをおすすめします。

推奨は$2,000に対して0.02lotとなっています(1万ドルで0.1lotくらいでしょうか)。

 

 

「3SystemsV2」のバックテスト結果

3SystemsV2

「hyena_v2」のバックテストを実施しました。スプレッドは20(2.0pips)で実施しています。

  • 期間:2005年1月〜2016年4月
  • 初期証拠金:10000(ドル)
  • 取引ロット:0.05(5000通貨)
  • 純益:-9313.29(ドル)
  • プロフィットファクタ:0.43
  • ペイオフレシオ:0.03
  • 最大ドローダウン:95.97
  • 勝率:92.15%
  • 最大勝ちトレード:+339.90
  • 最大負けトレード:-1624.49
  • 平均勝ちトレード:+23.22
  • 平均負けトレード:-630.59
  • 最大連勝:31
  • 最大連敗:3

マーチンゲールのEAの特徴か耐えられなくなった含み損で強制ロスカットになってしまいました。ただ、これはデフォルト値0.05lot(5000通貨)でのバックテストになります。一応、推奨は2000ドルで0.02lot(2000通貨)なので、1万ドルだと0.1lot(1万通貨)くらいは大丈夫かとは思いましたが、0.05ロットでも難しいようです。

 

「3SystemsV2」バックテスト2回目

3SystemsV2

もう一度、取引ロットを0.01(1000通貨)にまで下げてバックテストをしてみましょう。他の条件は1回目と同じです。

MT4のストラテジーテスターの仕様上、バックテスト終了時に保有しているポジションは最後に強制決済されます。今回も最後までポジションを持っていたため、すべて決済され右端部分が大きくマイナスになっています。これだと正確な成績が分からないので、決済する前までの成績を出してみましょう。

  • 期間:2005年1月〜2016年4月
  • 初期証拠金:10000(ドル)
  • 取引ロット:0.01(1000通貨)
  • 純益:+7139.28(ドル)

前述の理由により、PFなどは割愛します。ストラテジーテスターの仕様から最後に決済されてしまうということは問題はありません。大切なのは最後に決済された分(=その時点の含み損)です。

計算すると、最後に強制決済された損益は-9860.21ドルになります。マーチンゲールの恐ろしいところですが、初期証拠金10000ドルに対して9860ドルの含み損、それまで積み重ねた利益があるという前提でも、17139ドルの口座残高に対して9860ドルの含み損というのはメンタルが難しくなってしまいそうです…。

 

まとめ

GEM-Tradeの無料EA人気ランキング1位、ひろぴょんさんの「3SystemsV2」を検証してきました。マーチンゲール型の難しいところか、勝率は高いのですが、ちょっとこのままだと実用するのは怖いかなという印象があります(すみません)。

上手に使うなら、あらかじめ証拠金から撤退ラインを決めておいた方が良いかもしれません。

>>3SystemsV2


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しゃまらーしか

しゃまらーしか

ひょんなことからFXサイトを作ったシステムトレーダ。東京都港区在住。スプレッドシートを使って過去のチャートを分析するのが得意です。MT4を使ったEAの開発もしています。大好物の甘い物を求めて、今日もVivienne Westwoodのお洋服をこしらえて甘味処を探索しています。

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