1月のFXアノマリーは「1月で決まる1年の方向性」


富士山
2014年、大きな円安効果でたくさんの利益を得たFXトレーダも多いと思います(個人的には至って普通の1年間でした…)。

もちろんこんな単純な相場がいつまでも続くわけはなく、たまに来るパニック相場ですべてを失ってしまわないように気をつけたいところです(なんて言っていたら1ドル116円台まで下落しました)。

ここで大切なのは「予想が当たった!」ということではなく、相場は何が起きてもおかしくはないということです。「自分の予想が当たった」と謳うブログを避けることも、商材屋に騙されないひとつのフィルタと言えます。

相場は上がるも下がるも50%。多くのトレーダは相場を分析して、上がるのか下がるのかを予想しようとしますが、予想をするのではなく、動いた方向に付いていくことの方が大切そうです。

その付いていくということが難しいのでさておき(さておけない)。今回は損失が出た、また損失が出た、またまた損失が出た、利益が出たというのを繰り返して、それが「利益」になります。

1回の損失を抑えて、1回の利益を上げるために、「資金管理」などを使う必要があるのですが、ここではアノマリーに集中しましょう。

さて、相場には「1月の相場を見れば1年が分かる」というアノマリーがあります。

それではさっそく1月のアノマリーを検証していきましょう。

 

1月で決まる1年の方向性

12月のFXアノマリーは1月で決まる1年の方向性。たしかに2014年は1月に上昇してレンジが続いて10月の黒田砲をきっかけに再度上昇トレンドが始まりました。

とは言え、直近の成績を見てアノマリーが効果あるのかを判断するのは危険です(自分に都合良い情報だけを信じてしまうのは「確証バイアス」だったような)。

確証バイアス:認知心理学や社会心理学における用語で、仮説や信念を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または集めようとしない傾向のこと。 認知バイアスの一種。

それにしてもGoogleの検索結果の表示は日増しに改善されます。Googleにとっては検索結果が良くないとお客さんがいなくなってしまうことを意味するため、天才たちは様々なアルゴリズムを使って検索結果を表示します。

これまでちょっとした「裏ワザ」らしきものを使って検索結果を上位表示されていたサイトは駆逐され、地味でも良質なコンテンツを作ってきたサイトが上位表示されるようになってきました。

当サイトもそんなサイトのひとつになれればと思いながら記事を書いていますが、そもそもアノマリーについての記事を書きながら、検索結果について脇道にそれている時点で「良質なコンテンツ」とは程遠いという事実にはじめて気づくのでした。

このあたりで軌道修正をし、「January Effect(1月効果)」とも呼ばれる1月のアノマリー。続いて数字で見ていきたいと思います。

 

1月と1年の方向性

以下の表はドル円相場における1月の方向性と1年の方向性を表したものです。

1990年からの25年間において、1月の方向性と1年の方向性が一致したのは14回。サンプルの数の少なさはもちろんですが、56%というのは少し心許ない結果となりました。

元々、アノマリーとは説明できないものを指します。

ある法則・理論からみて異常、または説明できない事象や個体等を指す。 科学的常識、原則からは説明できない逸脱、偏差を起こした現象を含む。 すでに説明できるようになった現象でも、アノマリーあるいは異常という名称がそのまま残ったものも多い。

56%で傾向があるというのは少し強引な気がするような…。

 1月1年結果
1990年
1991年
1992年
1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年

 

円安と円高に分けて考える

もう少し読み解くと、1月の方向性と1年の方向性が一致した14回のうち、1月が円安だったときは8回、1月が円高だったのは8回あることが分かりました。

おなじくサンプルの個数が少ないということを考慮する必要はありますが、1月が円安だったときのみ、1年の方向性が同じになると予想できるかもしれません。

ただ、1年間に一度しかないチャンスを使って、円安のときだけ狙うというのは少し寂しい気がします。クロス円を使っても似た相場になるため、ユーロドルなど異なる通貨ペアからアノマリーを見つけるというのが得策と言えそうです。

 回数1年の方向性と一致した回数一致する確率
1月が円安(↑)10回8回80%
1月が円高(↓)15回6回40%

 

まとめ

1月のFXアノマリーは「1月で決まる1年の方向性」、いかがでしたでしょうか。

年に1回しかサンプルを採れないものは、どうしても統計という面から見ると不安な点は否めません。これは月のアノマリーの定めと言えそうです。

大きな下落から始まった2015年1月の相場。アノマリーで見ると円高になったときは1年の方向性が同じになる確率は40%です。これをどう味方につけるかは自分次第と言えます。

2015年もいよいよ始まったこの頃、2014年に負けないような利益を出せるようにお祈りして頑張っていきましょう。


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しゃまらーしか

しゃまらーしか

ひょんなことからFXサイトを作ったシステムトレーダ。東京都港区在住。スプレッドシートを使って過去のチャートを分析するのが得意です。MT4を使ったEAの開発もしています。大好物の甘い物を求めて、今日もVivienne Westwoodのお洋服をこしらえて甘味処を探索しています。

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