情報バイアス-情報は多いに越したことはない?


情報バイアス-情報は多いに越したことはない?

人は、通常、日常の仕事や生活の中で、数多くの情報に接している。そして、それをいろいろな形で分析したり、解釈したりしながら、次に取るべき行動を決めている。その際、適切な意思決定を行うためには、情報は多いに越したことはない、という考え方がある。本当に、そうだろうか。

情報の量と適切な意思決定の関連性については、心理学の中で、多くの研究や実験が行われてきた。その中で、特徴的なものを紹介しよう。

ドイツにあるマックス・プランク研究所のゲルト・ギーゲレンツァー博士は、アメリカのシカゴ大学と、ドイツのミュンヘン大学の学生達に向けて、次の質問をして、その回答内容を分析した。

情報バイアス-情報は多いに越したことはない?

ZUU onlineにあった記事です。記事の中では、2つの質問を通じて研究結果が紹介されています。特に2つめの質問が興味深かったので引用します。

 

8割の確率でAという病気にかかっている

情報バイアス

この質問に対して、多くの医師は、高額な特別の検査を受けさせたい、と回答したという。

病気がAであるかどうかの判定のために検査を受けさせる、もしくは、病気がAであるという8割の高い確率を見越してAの治療を始める、ということであれば、理解ができる。

しかし、仮に病気がAではないという2割の確率の場合に、高額の費用を支払ってまでして、BかCかがわかったところで、今後の検査や治療の選択には、大した意味は持たないだろう。しかし、それにもかかわらず、多くの医師が、少しでも手持ちの情報を増やしたいと考えて、BかCかを判定するための高額な検査を希望するのである。

情報バイアス-情報は多いに越したことはない?

記事を通して言わんとしていることは、大量のデータがある現代において取捨選択をして、適切な行動をすることが大切であるということです。

FXをやっていても、FX会社が提供する多くの無料ニュースがあります。ニュースサイトを見ても、ロイターにブルームバーグ、国内なら日経、ダイヤモンドと様々な情報が流れてきます。その度に「ドル買い? ユーロ買い?」となってしまっては、素敵な取引ができなくなってしまいそうです。

ちなみに僕はというと…売買は値動きのみなので、ニュースを使うことはありません。たまに政策金利が変更したときなど、スワップポイントを考える上で参考にすることはあっても、やはり直接売買につながることはありません。

それが良いか悪いかはさておき、アナリストの出す為替予想と距離を置くというのもひとつの賢い選択です。

 

この記事に対する反応

金融系の記事に珍しくコメントがあると思ったら、ハフィントン・ポストに掲載されていました。


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しゃまらーしか

しゃまらーしか

ひょんなことからFXサイトを作ったシステムトレーダ。東京都港区在住。スプレッドシートを使って過去のチャートを分析するのが得意です。MT4を使ったEAの開発もしています。大好物の甘い物を求めて、今日もVivienne Westwoodのお洋服をこしらえて甘味処を探索しています。

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