ボリ平さんの「ボリ平ドラゴン式」応用編


潜水艦

これまでボリ平さんの「ボリ平ドラゴン式」について、基礎編実践編を見てきました。今回は応用編としてさらにもう一歩踏み込んだ使い方を見ていきたいと思います。

まず、最初にひとつお断りします。

今回、ボリ平ドラゴン式の応用編としていくつかのチャートパターンが登場します。しかし、そのチャートパターンを探すのに一苦労するということがありました(実は前回も少しあったのですが、今回は顕著でした)。

これが何を意味するのかというと確証バイアスです。確証バイアスとは、

仮説や信念を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または集めようとしない傾向のこと。

つまり、当てはまるチャートを見つけると、そんな気がしますが、実際には「そうではない」ときも多々あるということです。これは市販のFX本に掲載されている手法の多く(ほとんど!?)が当てはまります。

さすがに「移動平均線のゴールデンクロスなら買い」くらいのことは、「当てはまらないことがある」ということを「ダマシ」として紹介されていますが…。

ボリ平さんの手法を否定する気もありませんし、人気の手法だとは思います。しかし、拙サイトの方針として、「これで儲かる!」ということを前面に出すわけにもいきません。

ということで、今回はそれぞれの手法のルールをまとめますが、それぞれの手法の使い方やチャート画像については、あなた自身が検証しながらご確認いただければと思います。

 

1. イエローサブマリン・トレンド

イエローサブマリン・トレンド」は名前の通り、地下に潜るイメージ、つまり相場が下落するときに合わせてトレードする手法です。

名前の由来はビートルズの名曲『イエローサブマリン』から。このまま勢い付いて突き進むときには『Drive My Car』、逆張りでは『Get Back』、大きな損切りをした後に悟りの心を持つ『Hey Jude』なども出てくるかもしれません。

いえ、悟りの心と言えばジョージ・ハリスンがインドに傾倒していた『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』の収録曲の方がふさわしいでしょうか。

それでは取引ルールをまとめます。

 

取引ルール

  1. ボリンジャーバンドのセンターライン(20EMA)が下向き。
  2. バンド幅がスクイーズ(収縮)から、エクスパンション(拡張)へ変わる。
  3. 平均足が20EMAを下回る。
  4. ドラゴン(遅行スパン)が下を向く。
  5. ここでショートエントリー。
  6. 平均足がボリンジャーバンドの-1σから-2σ(または-3σ)の間を潜航する。
  7. ドラゴンが平均足より下にある間はキープ。
  8. 20EMAの角度が緩やか(平行)になってくる。
  9. ドラゴンの角度がなくなり、ふらふらと横歩きで平均足に近づいてくる。
  10. 平均足の実体が-1σ(または-2σ)より上に抜ける。
  11. イエローサブマリン浮上=決済

 

2. サンダーバード1号トレンド

サンダバード1号トレンド」は、先ほどとは反対に上昇トレンドで使われる手法です。取引ルールもほぼ真逆にしたものとお考えください。

しかし、相場をやっている方なら分かるように、上昇トレンドと下降トレンドは正反対のものではなく、ジリジリと上昇すると上昇トレンドに対し、下降トレンドは一気に下落します。

取引ルールの10が、イエローサブマリンでは「-1σより上」に対し、サンダバード1号トレンドでは「+2より下」になっているのでご注意ください(誤植でないことを祈ります)。

 

取引ルール

  1. ボリンジャーバンドのセンターライン(20EMA)が上向き。
  2. バンド幅がスクイーズ(収縮)から、エクスパンション(拡張)へ変わる。
  3. 平均足が20EMAを上回る。
  4. ドラゴン(遅行スパン)が上を向く。
  5. ここでロングエントリー。
  6. 平均足がボリンジャーバンドの+1σから+2σ(または+3σ)の間を飛行する。
  7. ドラゴンが平均足より上にある間はキープ。
  8. 20EMAの角度が緩やか(平行)になってくる。
  9. ドラゴンの角度がなくなり、ふらふらと横歩きで平均足に近づいてくる。
  10. 平均足の実体が+2σ(または+3σ)より下に抜ける。
  11. サンダバード1号着陸=決済

 

3. キス・オブ・ザ・ドラゴン

3つめの「キス・オブ・ザ・ドラゴン」は逆張りの手法です。これまで順張り手法として2つの手法を見てきました。そして、どちらの手法にも決済ポイントがあります。

その決済する場所で逆張りエントリーをします(上昇トレンドなら「売り」、下降トレンドなら「買い」)。決済ポイントとは反対に言えば、逆の動きをすると予想される場所です。

そこで、順張りだけでなく、逆張りでも利益を獲ろうと、(かなり)欲張りな手法が誕生したのでしょう。実際、勝率はかなり高いと思われます。

キス・オブ・ザ・ドラゴンは、上昇トレンドなら押し目になるタイミングで「売り」、下降トレンドなら戻りを作るタイミングで「買う」手法です。

そのため、勝率こそ高いのですが、押し目を形成してトレンドが再開する、戻りを形成してトレンドが再開すると、一気に持っていかれる(損失が拡大する)ので、損切りを浅くしておきます。具体的な損切り値については言及がありません。

決済ドラゴンが±3σに近づいたところになります。

個人的には、手動で売買するときはこれらの逆張り手法は好きだったりします。

 

まとめ

ボリ平ドラゴン式として、「イエローサブマリン・トレンド」「サンダーバード1号トレンド」「キス・オブ・ザ・ドラゴン」の3つの手法をご紹介してきました。これでボリ平ドラゴン式の手法まとめは終わりになります。

冒頭にも書いたように、ここには手法のルールをまとめたにすぎません。ひとつひとつの手法の優位性に関しては、ご自身で検証をしてみてください。

次回は指標トレードに欠かせないハイロウズOCO手法を見ていきましょう。


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しゃまらーしか

しゃまらーしか

ひょんなことからFXサイトを作ったシステムトレーダ。東京都港区在住。スプレッドシートを使って過去のチャートを分析するのが得意です。MT4を使ったEAの開発もしています。大好物の甘い物を求めて、今日もVivienne Westwoodのお洋服をこしらえて甘味処を探索しています。

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