【第39回】カナダの経済指標とカナダドルを使ったトレード


カナダ
積極的な移民政策により世界から続々と人が集まってきているカナダ。一方では年々移民の条件が厳しくなってきているとかきていないとか。豊かな資源国と言われるだけあって高金利通貨としても人気のカナダドルです(と言っても2015年にまた利下げをしてしまいましたが)。

以前、「カナダは熱い、これからカナダは来る」という投資セミナ(いわゆる「ランドバンキング」)に行けば5000円がもらえるというお話を聞き、会場までも近くだったため、お話を聞きにいったことがありますが、それからしばらくの間、勧誘と思しき電話やステップメールが止みませんでした。

「そこまで堅い投資ならご自身でどうぞ」という言葉を口にすことこそなかったものの、貸しビルの中で行われるセミナはどこかフィッシーな香りが漂っていたのです。

カナダ円と言えば日本ではなかなかマイナな通貨ペアではありますが、世界ではドルカナダと言えばメジャな通貨ペア、そしとして知られています。

今回はそんなカナダの経済指標について見ていきたいと思います。

 

カナダの経済指標

カナダで注目度が高い経済指標です。どの国も政策金利は注目されますが、ほかは失業率くらいであまり注目を集めないというのが正直なところ。四半期ごとに発表されるGDPも大きな影響力はありません(もちろん大きな乖離があれば動くと思いますが)。

  • BOC政策金利:年8回23時00分(夏時間22時00分)
  • 失業率:毎月第一金曜22時00分(夏時間21時00分)

カナダの失業率はアメリカの雇用統計と同じ日に発表されることもあり、どうしても空気になりがちです。なんと言っても世界の中心はまだまだアメリカ中心ドル中心と言っても過言ではありません。

そういえば以前から気になっているのですが、アメリカだけ「雇用統計」で、ほかの国(オーストラリア、イギリス、カナダなど)の場合は「失業率」って表現しますよね。今、さっと調べてみても詳しいことは分かりませんでした。

 

カナダドルを使ったトレード

カナダドル(加ドル)は日本国内のFX会社で取引するとスプレッドが広めに設定されていることもあり、積極的なトレードは遠慮したいところです。反対にポンド円などは日本国内のFX会社は圧倒的にスプレッドが狭く、MT4を採用している海外のFX会社などはすごく広い印象があります。

ドルカナダやドルスイスはできるだけ海外口座で取引したいというのが個人的な感想です。ドルカナダ(USD/CAD)、ひとつ分かりにくいので注釈をつけると、「カナダドル(加ドル)」は「英ポンド」や「豪ドル」のように国の通貨を指しています。「ドルカナダ」は「ドル円」や「ユーロドル」のように通貨ペアを指しています。書いていてややこしいと思ったので書きました。

さて、そんなカナダドルをトレードする方は少ないですが、ごく普通のブレイクアウトがきれいにできる通貨ペアだったりします。ドルスイスもきれいなのですが、スイスショックの一件以降あちらはスプレッドが広がったり約定しなくなったりと難しくなってきました。

また、資源国通貨ということもあり、ドルカナダ(USD/CAD)は豪ドルドル(AUD/USD)と逆相関の関係になりやすく(資源国通貨ペア同士は似た動きをしやすい)、サヤ取りなどにも使われることが多い通貨ペアとしても知られています。その場合は豪ドル加ドル(AUD/CAD)でトレードすることもあります。

「サヤ取り」を使ってFX相場からコツコツ利益を得る

【第37回】オーストラリアの経済指標と豪ドルを使ったトレード

個人的にも豪ドル加ドル(「オージーカナダ」とも言われますね)は週足ではよく取引する通貨ペアのひとつです。ほかにもカナダドルから逸れてしまいますが、豪ドルNZドル(AUD/NZD)も同じく資源国通貨ペアとして取引することがあります。

「同じ動きをしやすい」ということは、順張りではなく逆張りが効きやすいということを意味します。ブレイクアウトなどの順張りではなく、ローソク足のパターンなど一定のルールに基づく逆張りがおすすめです。

加ドル円、ドルカナダ、豪ドル加ドル(「カナダ」が漢字になったりカタカナになったりややこしいですね)など、カナダドル絡みの通貨ペアは隠れた通貨ペアとして、好きな通貨ペアのひとつになっています。

 

余談のカナダの国旗

前回に引き続きカナダの国旗について見てみました。

ほんの少しばかり失礼します。

カナダの現在の国旗は、メープルシロップが作られるサトウカエデの木がデザインされています(「佐藤かえで」さんみたいです)。

驚くべきことに、オーストラリア、ニュージーランドに続き、カナダまでも、1868年〜1965年まではイギリスのユニオンフラッグが左上にあったそうです(正確には1868年〜1965年の間に3種類の国旗が使われています)。

↓1957年〜1968年までに使われていたカナダの国旗

カナダの国旗

(Wikipediaより引用)

 

まとめ

【第39回】カナダの経済指標とカナダドルを使ったトレード、いかがでしたでしょうか。

2015年現在、0.50%の金利を持つカナダドル、このまま上がるか下がるのか(前回の利下げ以降、やはりスワップ目当ての手法が不調です)。ぜひ、カナダドルを取引通貨ペアのひとつに加えてみてはいかがでしょうか。


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しゃまらーしか

しゃまらーしか

ひょんなことからFXサイトを作ったシステムトレーダ。東京都港区在住。スプレッドシートを使って過去のチャートを分析するのが得意です。MT4を使ったEAの開発もしています。大好物の甘い物を求めて、今日もVivienne Westwoodのお洋服をこしらえて甘味処を探索しています。

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