
2015年11月6日(金)、米・10月雇用統計が発表されました。
しばらく相場を見ていない間に(ん?)ドル円は123円まで上昇していました。ドル高円安が加速しても日経平均が回復しないところを見ると、まだまだ先は長いのでしょうか。
FXは売りでも入れるのがメリットといいますが、株は企業である以上「成長する」という意識があるため、長期的には上昇しやすいというデータがあるそうな。たしかにアメリカの株式市場を見る限り、当てはまっていそうです。
市場に出回っているお金は決まっているので、どこかの会社が儲かるとどこかの会社が儲からないように、最終的にはパイの取り合いになるゼロサムなのかもしれませんが。
経済学を学んでも相場には勝てないのは難しくもあり、興味深いところでもあります。
米・10月雇用統計
米・10月雇用統計の結果は以下のようになりました。
- 失業率:予想5.0%→結果5.0%
- 非農業部門雇用者数:予想18.5万人→結果27.1万人
前回は非農業部門雇用者が20.1万人と予想されており、結果が14.2万人という拍子抜けの結果となってしまったのは記憶に新しいと思います(そうはいっても1ヶ月前のこと)。
今月は反対に、18.5万人と予想され、結果は27.1万人と大幅に改善されたことが分かります。ここまで予想と乖離した結果でいいのかという問題もありますが、結果が良いということは良いことなのだと思います。
これだけ結果が良いとトレンドのように言われるのがアメリカの利上げ。およそ9年半ぶりになるようです。
米10月雇用統計のトレード結果
今回の雇用統計のトレードの結果は以下の通りです。
- ドル円:+137pips
- ユーロドル:+155pips
- ユーロ円:-34pips
- ポンド円:-56pips
- ポンドドル:+152pips
分かりやすいきれいなドル買いで相場が反応したため、ドル円は大きく上昇し、ユーロドル、ポンドドルはきれいに下落した相場となりました。
そして、ユーロ円とポンド円のクロス円通貨はふたつのドル円と各々のドルストレートの動きの板挟みとなりマイナス、どちらも往復ビンタになってしまいました。
枚数が異なるため一概には言えませんが、+354pipsということで、おそらく今年最高の数字かもしれません。
上の手法はあくまで順張りのみの手法です。たまたま今回が良かっただけで、先月のように調子が悪いという月も当然あります。
月並みな言葉ですが、とにかく続けるのしかないのだと思います。
他人のブログを読んで利益が出たときに調子に乗っている人がいれば閉じてしまうが吉です。いいことなんざひとつもありゃしません。
損切りすることで伸びること
FXなど相場の世界において、損切りは必須事項とされています。
僕もそのように思います。
たまに損切りをしないで良い方法というのもありますが、一般的には難しいと思います。南アフリカランドの買いポジションなら下値リスクが10円ほどしかないため、(国が破たんしなければ)勝率100%も可能です。
南アフリカはワールドカップが開催された2010年には大きく取り上げられることがありましたが、結局まだまだということになってしまっています。ブラジルもジェットコースターのようにブラジルレアルの価値が上下しています。
そんな損切りですが、相場以外でも大切そうです。
たとえば個人的に身近なところだとWebサイトもそうだったりします。考えてはじめたときはどれも「イケる!」と思うのですが、どうにもうまくいかないときが出てきます。もちろんちょろっとやって切るほど愚かではありませんが、一定数記事を入れてしばらく様子を見てダメなときは損切る必要があるでしょう。
サイトそのものから発生する収益という点では、今ご覧いただいていているこのサイトもまた然りです。FXをやっている人が限定される上、さらにシステムトレードに限定され、さらに上手いこと言わないという括りになると絶対数が少なくなります。
しかし、サイトを通して出会ってお仕事をいただく方や、「どんなサイトをやっていますか?」というときのFXの名刺として大きな力を発揮してくれます。そう考えると大成功と言えると思います。また、ニッチなだけあり、来ていただける方のほとんどが良い方ばかりというのも救われるところです。
人間も損切りが必要?
損得で考えるのは失礼かもしれませんが、ときに人間関係をリセットさせることも大切なのかもしれません。
相場をやっている人なら誤解をしている人は少ないと思うホリエモンこと、堀江貴文氏もこれまでに人間関係をリセットしてきたとあります。
僕は人生において、人間関係をたびたびリセットしてきた。
大学に入る時と、会社をつくった時と、会社を離れる時。それまで仲良くしていた仲間と、ひとり残らず連絡を断って、新たな人間関係を築き続けた。そうすることで、僕は成長できたのだ。
僕は誰かの噂を元に人を嫌いになったりはしません。そんなの当たり前と思われるかもしれませんが、A子さんとお別れしたあとA子さんの周りにボロクソ言われるなど経験をしたことがある人は多いはずです(女性も逆のシチュエーションでお考えください)。
それくらい友だちが嫌っているから嫌いという感情が人は芽生えがちなのです。僕は幸か不幸かどこかに雇われているわけではないので、仕事も選ぶ自由がありますが、そんなときにも噂は気にしません。
ただ、それによって自分自身がイヤな思いをしたときはスッパリ切り捨てるようにしています。もちろん相手からしても同じでしょうが、お互いにイヤな気持ちをしないよう、離れるべきでしょう。
まとめ
米・10月雇用統計、いかがでしたでしょうか。
今月は大きなドル高トレンドが発生したことで大きく利益を得ることができました(先月はダメだったはずです)。結果が良くても悪くても、決めたルールに従って続けるように致しましょう。