
2016年2月5日(金)、米・1月雇用統計が発表されました。
為替の世界では「月に一度のビッグイベント」の言われることも多く、雇用統計を使ったイベントを作ればそれだけで多くの参加者から参加費用を集めることができるという、雇用統計ではなく雇用統計をイベント化することでお金儲けをする人たちも少なくないようです。
同時にそれらに参加するというのはどういうことなのかと思いながらも、人はきっとひとりでいるのは寂しいのだということが分かる一面でした。「寂しいのは悪いことなの?」と作家さんのようなことを紡いだところで、今月の雇用統計の結果を見ていきましょう。
米・1月雇用統計
米・1月雇用統計の結果は以下のようになりました。
- 非農業部門雇用者数:予想19.0万人→結果15.1万人
- 失業率:予想5.0%→結果4.9%
結果は、非農業部門雇用者数は悪く、失業率は良いものとなりました。この日はたまたまFX関連の人たちと食事をしていたため、相場を見聞きしていたのでなんとなくの動きは把握しています(といっても僕自身がチャートを眺めていたわけではありません)。
「上がる?」「下がる?」
もうそれはギャンブルとしか言えない光景ではございましたが、他人のFXの楽しみ方に口をだすのはスマートではありません(体重が100kgを超えて久しいです)。
ちなみに彼らは「システムトレードで裁量は排除する」のをモットーにしているそう。仕事とプライベートのFXはまた別物なのかもしれません。普段、僕たちが目にしているFX商材を作っている人たちも、ひょっとしたらFXトレードに関しては「ド」が付くくらい素人である可能性は常に考えておく必要がありそうです。
米雇用統計 1月失業率8年ぶり4%台に改善
アメリカの中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会は、去年12月にゼロ金利政策を解除して利上げを始めましたが、市場では次回、3月の金融政策を決める会合での追加の利上げはやや難しいのではないかとみています。
FRBも、このあと雇用の伸びが勢いを増し不安定な株式市場の動きが収まるかどうかを見極め、慎重に判断するものとみられます。
米・1月雇用統計のトレード結果
今回の雇用統計のトレードの結果は以下の通りです。
- ドル円:-42pips
- ユーロドル:+15pips
- ユーロ円:+20pips
- ポンド円:+11pips
- ポンドドル:+48pips
結果が上下まちまちだったこともあり、ドル円もユーロドルも流れが出にくい展開となったようです。発表直後はドル売りで、その後ドル買いだったと記憶しています。
ドル円、ユーロドルは途転売買(損切りのあと逆のポジションをとること)をしていました。ドル円は途転してもマイナスは埋められず、ユーロドルはショートポジションが利益を出していました。
ユーロ円、ポンド円は下落したことから、力関係は
ユーロ<円<ドル
となっています。
下落度合いからみても、ユーロと円の間に大きな開きがありそうです。
せっかくなのでポンドも含めてみると(EUR/GBPも参照してみると)
ユーロ<ポンド<円<ドル
となっています。さすがドル強いです。昨日の相場ではユーロドルの「売り」ポジションが利益を大きく出せたのだと思います(もちろん後付けです)。
まとめ
米・1月雇用統計について見てきました。
雇用統計が発表されるのは22時30分(夏時間は21時30分)。それからリアルタイムで記事を書くとなると、土曜日の朝までにできないことが多くあることが分かりました(ポジションの決済の都合もあります)。
記事を公開する「時間」を遅くするか、「日」を遅くするか迷った結果、しばらくの間、「日」をこれまでの土曜日から日曜日に変更することにしました(といっても何か解説しているわけではないので、弊害はないと思いますが)。
これからもポツポツと書いていきますので、どうぞよろしくお願いします。