中国の利下げで豪ドルが上がったのだけれど



中国利下げ
中国の利下げで豪ドルが上がったことについて、いまいち釈然としない人もいるのではないでしょうか。

「いるのではないでしょうか」と巻き込んだ体にして誰もいないかもしれませんが、僕はなんとなく理由が分からずここまできてしまいました。

今回は中国の利下げと豪ドルの上げについて(小学校4年生の目線から)見ていきたいと思います。

 

豪ドルが上がったのだけれど

「上がったのだけれど」と村上春樹調に書いたところで、ここにはカフカもねじまき鳥も出てこないのですが、2014年11月18日に中国が利下げを発表し、それに伴って豪ドルが上昇しました。

私事で恐縮ですが、僕は豪ドルが上がったことも知らず、たまたまFXトレーダの知人に「中国が利下げして豪ドルが壊れました」メールをいただいて気付いたほどです(すみません)。

「そうですね」と知った風な口をきいて、「やべっ、知らなかった」と男言葉で思ってしまったほど。

システムトレードをする人というのは材料があって相場が動くというより、相場が動いて「おっ」と気づく方も多いと思います。材料があって相場が動くというのはどこか教科書の中のお話に感じてしまいやしませんでしょうか。

そうとは言え、利上げで上昇なら分かりますが、利下げで上昇というのは不思議な心地がします。

僕はメールの相手が「豪ドル下落」と書くところを「豪ドル上昇」と間違えて書いたのだと最初は思っていました(ごめんなさい)。

 

中国元と密接な関係を持つ豪ドル

こんなことほとんどの方が知っていると思いますが、中国と豪ドルは密接な関係があるようです。それはオーストラリアの最大の輸出国が中国のためです(だそうです)。

中国の指標が良かった

→オーストラリア輸出頑張るお

→豪ドル買い!

こんな流れになっているようです。

「すべてがFXになる」と言っておきながら、先ほどから受け売り調な文章なのはお許しください。

何もかも自分が知っていると思ってはいけませぬ。それにファンダメンタルズを知った体で書いてあるのはどうも苦手でございます。

 

中国の利下げで豪ドルが上がるのを疑問に思っているのは僕だけではない

中国利下げ

(Yahoo!知恵袋「中国の政策金利が下がることによって、どうして―」)

安心できる見出しです。

僕はインターネットの世界をまばらに調べてみんなどう思っているのか見てみると、あのYahoo!知恵袋にも似た質問がありました。

中国の政策金利が下がることによって、どうしてオーストラリアドル/円が上昇したのでしょうか?中国とオーストラリアの輸入、輸出の関係は知っていますが、為替の仕組みが良く理解できません。

本当にそうです。教えてください。

それに対していろいろな回答があるのですが、こんなことを言うのはなんですが、どれも「う〜ん」と思ってしまうものばかり。

最後にはお約束の他の回答者を貶めたり安定の知恵袋を発揮していました…。

  • 利下げ云々で上がったわけではない
  • アルゴリズムでトレードされただけ
  • 噂で買って事実で売る(今回は逆)

要約すると(サマセット・モームではなく)このような感じだと思います。

しかも、「いつもがこうではなく例外もあるよ」というFXならではお約束の文言付きです。

さて、ここでトレーダはこう思うのではないでしょうか。

「んじゃ、どうしたらいいの?」

 

中国利下げで豪ドル買いの理由

今回の中国の利下げで豪ドル買われたのは以下の理由があるようです。

  • 利下げはしたが預金金利の上限を1.2倍に引き上げた
  • 強力な景気刺激策の必要はない

自分でお金を動かしていないお偉いさんならともかく、身銭を切ってトレードしている人にはちょっと難しそうな気がします。

もちろん中には「今回の利下げは見越していたがね」と顎ヒゲを撫でながら余裕のトレーダもいるかもしれませんが(商材を売ってください)。

豪ドルの話が出たので(出したのは自分ですが)余談ですが、2014年の「A$に誓って」は、豪ドル円だけだと現在までこのような成績です。

  • 日足:-81pips
  • 週足:+1,046pips

アベノミクス相場で長期的なトレンドが出やすい相場のため、週足は特にやりやすかったのかもしれません(と、こっそり自慢っぽいことを入れつつ)。

豪ドル円の週足の手法はロングのみのため、長期的な上昇相場では利益が出やすくなります。反対に下降相場ではエントリしない、もしくは損切りを出しやすくなります。

現在は金利が比較的高いため、ロングの優位性が高くありますが、今後低金利が進めば、ショートの優位性も高くなると思っています。

 

追記

2015年、中国の利下げがある度に当ページに多くの方がいらっしゃいます。このことから中国の利下げと豪ドルの関係について興味を持っている方が多いのだと改めて思います。

FXをやる人の中でシステムトレードをする人は全体の約1割にすぎず、9割の方は裁量トレードです。この中にはご自身でルールを作られてシステムのように淡々とトレードをしている方もいらっしゃれば、文字通り裁量の方もいらっしゃるでしょう。

9割の方を敵に回すつもりは毛頭ありませんが、「利下げ」「利上げ」の度に相場の方向を気にしてしまい、自分の予測と同じなら安堵し、自分の予測と反対なら都合の良い意見を取り入れようとする「確証バイアス」が働いては、長期にわたってFX相場から利益を得るのは難しいと思います。

決めたルール通りにこなし、定期的な相場の上げ下げから利益を得るというのが、精神的にも穏やかにできると考えています。

 

まとめ

中国の利下げで豪ドルが上がったのだけれど、いかがでしたでしょうか。

疑問に思って解決したと見せかけてこっそり自慢も入れるという非情な展開をしてしまいましたが、いかがでしたでしょうか(2回目)。

こうなるよ、こうなるよ、でも例外があるよではいつまでも相場に振り回されてしまいます。

「ファンダメンタルズなんてどうせ後からしか分からないのだから、自分のペースでやるのがいちばんさ」と僕は言った。

くらいハルキストで相場に臨むのも悪くないかもしれません(パスタを茹でながら言っていたらより)。


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しゃまらーしか

しゃまらーしか

ひょんなことからFXサイトを作ったシステムトレーダ。東京都港区在住。スプレッドシートを使って過去のチャートを分析するのが得意です。MT4を使ったEAの開発もしています。大好物の甘い物を求めて、今日もVivienne Westwoodのお洋服をこしらえて甘味処を探索しています。

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