デューカスコピー・バンクSAに買収されたアルパリジャパン


デューカスコピー
2015年1月15日、1ユーロ=1.20スイスフランに設定していたユーロ上限を撤廃しことでスイスフランが急騰したスイスフランショック。

大きな利益を得るトレーダもいれば、大きな損失を被ったトレーダもいるとかいないとか。そして、荒れた相場では値が付かない状態に陥り、預けた証拠金以上に「追証」が発生してしまったトレーダも多いと聞きます。

どうあがいても支払えない損失はFX会社が損失することになり、FX会社のいくつかは大きな損失を計上し、いくつかのFX会社は破綻にまで至りました。

有名なところだと、米FXCMは多額の損失を抱えた結果、FXCMジャパン証券を楽天証券に売却しました。楽天証券はさらにこの後、FXCMの香港法人も買収しています。

破綻してしまったFX会社でもっとも有名なのはアルパリUKです。子会社であるアルパリジャパンは運営を停止。そして、この度、デューカスコピー・バンクSAに買収さることとなりました。

 

デューカスコピー・バンクSA

デューカスコピー

今回、アルパリジャパンを買収したデューカスコピー・バンクSAは2004年にスイスのジュネーブで設立された会社です。

現在、アルパリジャパンに口座を持っている顧客は、今後、デューカスコピー・ジャパン株式会社で口座開設をすることになります。

アルパリジャパンで口座を持っていても再度デューカスコピー・ジャパンで口座開設の申請をしなければならない点と、デューカスコピー・ジャパンはMT4がおそらく使えない点から(2015年9月現在)、システムトレーダは流れにくいと思っています。

今のところ分かっているのは、デューカスコピー・ジャパンのツールはJForexであるということです。JForexは、デューカスコピー社が提供するプラットフォームで、FXDDTier1FXが採用しています。

 

 

海外FXは危険!?

今回のスイスフランショックを通して、「海外FXは危険」という声を多く聞きました。理由を聞くと「アルパリが潰れたから」と。

ひとつ誤解されている方がとても多いですが、「アルパリジャパン」は国内FX会社です。

レバレッジも日本のFX会社のため最大25倍に制限されています(海外FXは200〜1000倍です)。

親会社が海外にあると海外FXと思っている方が多く、中には自分が知らないというだけで批判をしている方も見かけました。

ヒトは年齢を重ねるごとに新しいものを受け入れる力が弱まり、かつ知らないものを畏怖するという習性があります。そのため「昔は良かった」と回顧し、「今の若いものは」と否定するようになるのです。

そう思うと、亡くなる直前まで前衛的であり続けた岡本太郎氏や、60歳を過ぎても最先端の技術を取り入れようとするYMOのお三方のすごさが分かります。

もし、アルパリジャパンを海外FXと言ってしまうと、YJFX!も海外FXの括りになってしまいましょう(Yahoo! JAPANはソフトバンクが筆頭株主ですが)。

 

外資系のFX会社のまとめ

ということで、曖昧になりがちな外資系のFX会社を少し整理したいと思います。

親会社:アルパリUK(破綻)
子会社:アルパリジャパン→(現在の親会社はデューカスコピー)

親会社:Ava Trade Ltd.
子会社:アヴァトレード・ジャパン

親会社:ゲインキャピタルホールディングズ
子会社:ゲインキャピタル・ジャパン(FOREX.com)

親会社:FXCM Inc.
子会社:FXCMジャパン証券(現・楽天証券)

親会社:OANDA Corporation
子会社:OANDA Japan

 

「日本は安全」「海外は危険」は古い

日本の情報が多く入ってくることと、海外は英語が主なため、どこか危険なイメージがある海外のサービスですが、おなじ人間がやっている以上、そのようなことはありません。

日本でも汚いことをしている会社はありますし、海外でもきちんとした会社は多くあります。

たとえば、上に掲載した日本FX会社の中にもサポートの連絡が疎かな個人的には考えられない会社もあります。

反対にすぐにサポートから折り返し連絡をしてくれる海外のFX会社もあります。

また、先日、ある日本国内のFX会社の方にお会いする機会があったのですが、「割合は言えないが確実に呑み行為はしている」と仰っていました。

取引時にディーリングデスクを介在させる「DD方式」で起きる「約定拒否」や「不利なスリッページ」は偶然のものでもなんでもないのです。

と、日本を貶めて海外を信仰しているわけではありませんが、バイアスをかけることなく判断するというのはとても大切だと思います。

 

まとめ

スイスフランショックに伴い、破綻したアルパリUKの子会社であるアルパリジャパンが買収されたデューカスコピー・バンクSAについて、そして、巷で言われる海外FXについて見てきました。

FXを含むITの世界は日進月歩で気がつけば置いていかれてしまいます。FXをはじめたことにうっとりして、いつの間にか浦島太郎になってしまわぬよう気をつけて参りたいと思います。


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しゃまらーしか

しゃまらーしか

ひょんなことからFXサイトを作ったシステムトレーダ。東京都港区在住。スプレッドシートを使って過去のチャートを分析するのが得意です。MT4を使ったEAの開発もしています。大好物の甘い物を求めて、今日もVivienne Westwoodのお洋服をこしらえて甘味処を探索しています。

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