デューカスコピー・ジャパンの戦略と抱負 – MT4ではなくJForexに期待


デューカスコピージャパン

銀行機能をもつことでFXブローカーとしての信頼が高く、取引システムやツールが世界的に高い評価を得ているデューカスコピー・バンク。その子会社として、日本で誕生したのがデューカスコピー・ジャパンだ。同社は成熟した日本市場でどう戦い、投資家の支持を獲得しようとするのか。

「FX攻略.com 2016年1月号」には、「金融立国スイスのFX会社の日本法人が満を持してのキック・オフ」として、デューカスコピー・ジャパン取締役ヴァグラム・サヤドフ氏のインタビューが掲載されています。

アルパリジャパンを買収したデューカスコピー・ジャパンはメタトレーダー4(MT4)を使っている人なら特に気になるところです。

デューカスコピー・バンクSAに買収されたアルパリジャパン

以下、インタビューの抜粋を引用します。

 

デューカスコピー・ジャパン取締役のインタビュー

スイスで唯一銀行ライセンスのあるFXブローカー

デューカスコピーグループ

出典:https://www.dukascopy.com/

2004年にスイスで設立され、FXやCFDを手がける銀行がデューカスコピー・バンクで、デューカスコピー・ジャパンはその完全子会社です。

FINMA(スイス金融市場監督機構)の規制で、銀行ライセンスがあるブローカーしか活動できなくなり、現在は、デューカスコピー・バンクのみがスイスで唯一、その条件をクリアして業務を行っています。

記事の中では、スイスには100近いブローカーがあったとあります。ただし、前述の規制によってデューカスコピー・バンクのみが業務を行っているとのこと。

 

製品だけでなく資産保全も確実

お客さまには、外国のFX会社が日本に活動の拠点があることで、安心感があると思いますが、顧客の資産を安全に管理するため、SMBC信託銀行と保全信託契約を結んで、資産を保全します。

信託保全はよほど不透明なFX会社を選ばない限りは問題ないと思います。アルパリジャパンのときも、アルパリUK破綻後も迅速に手続きしてくれたと記憶しています。

デューカスコピー・ジャパンの信託契約

出典:https://www.dukascopy.com/

デューカスコピー・ジャパンの信託契約

出典:https://www.dukascopy.com/

 

独自の取引システムでフェアな環境を実現

デューカスコピー・バンクのECNでは、ディーラーを通さず、25行以上の配信レートを元に取引することができるのが特徴です。

ECNとは「Electronic Communications Network」のことで、「電子商取引ネットワーク」と言われます。

【非営利】金融のプロによる投資詐欺撲滅・海外FX・バイナリー業者の比較・評判」さんの解説がとても詳しいです。

ECNとは、個人投資家、ファンド、銀行、他のFXブローカー、大手リクイディティプロバイダー(LP)「複数銀行/FXブローカー等のレートをまとめる」・中堅LP「大手LP/FXブローカー等のレートをまとめる」等の多くの参加者同士が相互に注文を出し合って、それらをマッチングする仕組みです。

NDD(ECN/STP)について

 

透明性の高いヒストリカルデータで、裁量にも自動売買にも対応するJForex

JForexのストラテジープラットフォームは、裁量取引だけでなく、24時間の自動取引にも対応しています。

バックテストのために、性格で透明性の高いヒストリカルデータをティックレベルのデータまで細かく保存しており、JForexで視覚的に検証することができます。

おそらくシステムトレードをする人にとって、もっとも興味深いだろう自動売買についての記述です。「FX取引プラットフォーム」のページ中ほどでは、JForexについて動画でも説明されています。

ザイFXによると、

デューカスコピー・バンク自体はメタトレーダー(MT4)のサポートはしていないものの、サードパーティの提供するしくみを介すれば、メタトレーダー(MT4)をJForexの接続先であるスイスFXマーケットプレイスにつなぐことができるようです。

スイス金融機関がアルパリジャパン買収! いったいどんな会社? MT4は使えるの!?

とのことです。現時点ではメタトレーダー4云々というわけにはいかなそうです。実際にアルパリジャパンを使っていた人の多くは自動売買をしていたと思うので、メタトレーダー4が使えないという時点では、そのまま移行するのは難しそうです。

 

デューカスコピー・ジャパンの取引概要

デューカスコピー・ジャパンの取引概要

参考:https://www.dukascopy.com/

画像はデューカスコピー・ジャパンの取引概要のスクリーンショットです。

今はなきアルパリジャパンや、アヴァトレード・ジャパン、フォレックスドットコム・ジャパンのように親会社が外国にあっても、サービスを展開する会社は日本なので、ほかのFX会社と同じようにレバレッジは最大25倍(法人は100倍)になります。

 

取引手数料について

ひとつ気になるのは取引手数料です。「スプレッド」ではなく、「取引手数料」というものが適用されています。片道35円ということは、新規と決済で合計70円の手数料がかかることになります。pips換算だと0.7pipsほどでしょうか。

なお、手数料は取引状況により異なります。月間の取引金額が5億円(500万通貨=50lot)を越えると少しずつ下がるようです(預り金によっても変動します)。

>>手数料一覧

 

まとめ

アルパリジャパンを買収して動向が注目されているデューカスコピー・ジャパン取締役ヴァグラム・サヤドフ氏のインタビューを通じて、デューカスコピー・ジャパンのサービス内容を見てきました。

前述のように、アルパリジャパンを使っていた人のほとんどはMT4を使っていたと思われます。そのため、現時点でMT4が使えないデューカスコピー・ジャパンに今すぐ顧客が動くということはなさそうです。

今後、JForexの機能がどうなるかに注目しています。


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しゃまらーしか

しゃまらーしか

ひょんなことからFXサイトを作ったシステムトレーダ。東京都港区在住。スプレッドシートを使って過去のチャートを分析するのが得意です。MT4を使ったEAの開発もしています。大好物の甘い物を求めて、今日もVivienne Westwoodのお洋服をこしらえて甘味処を探索しています。

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