エクセルを使ったFXの検証 – グラフを作成して視覚的に分かりやすくする


グラフ

地味ながらエクセルを使ってFXの検証をしてみようということをやっています。

人によってはエクセルが、人によってはMT4(メタトレーダー4)が、得意不得意はあると思いますが、数字を使って検証することが大切なのは変わりません。

個人的な感覚ですが、FXで検証をしてみようというとき、いきなりMT4で検証をはじめるというのは少し敷居が高いと思います。もちろん理系の方で普段からプログラミングに親しんでいるという方ならこの限りではありません。

ただ、パソコンはなんとなく使えるけれどプログラミングはできないという方ならエクセルをおすすめします。

さて、前回までにヒストリカルデータを使って、毎日、始値で買って終値で決済するということをやってきました。

エクセルを使ったFXの検証方法

今回はシステムを評価する上で便利な関数の前に手法の成績を視覚的に分かりやすくするためにグラフを作成します。

引き続き同じデータを使っていきましょう。

 

1. 成績の累積を出す

これまでF列に成績を入力していました。精確には、毎日始値で買って終値で決済した結果が分かる「関数」を入力していました。

また、「F列262行」のところには合計した成績が分かるようにSUM関数を入力しました。

ただし、これでは合計が分かっても成績がどのように推移しているかが分かりません。結果が良くても、その途中とてつもなく大きなドローダウンがあるかもしれません。

成績の推移が視覚的に分かるようにしてみましょう。

そのために「累積」をG列に出します。

G3のセルに以下の関数を入力します。

=F3

エクセルを使ったFXの検証に便利な関数(累積)1

これでG3のセルにはF3のデータが反映されるようになりました。

 

2. 以下の行にも累積を反映させる

続いて、G4以下にも累積が反映されるように関数を入力します。

少し考えてみましょう。1月3日までの成績というのは1月2日の成績と1月3日の成績になります。つまり2つの数値を足したものになります。

G4のセルに以下の関数を入力します。

=G3+F4

エクセルを使ったFXの検証に便利な関数(累積)2

これで前日までの成績と当日の成績が足されたデータが反映されるようになりました。

小難しく考えずにコピペだけしても問題ありません。

 

3. 下までドラッグする

G4セルの右下の点にカーソルを合わせて下(この場合12月31日)までドラッグします。

エクセルを使ったFXの検証に便利な関数(累積)3

これで成績がどのように推移しているかが分かるようになりました。

 

4. グラフを作る

今度は成績の累積がどにょうに推移しているか視覚的に判断するためいにグラフを作ってみましょう。

G3〜G261までをドラッグして選択した状態にします。

グラフツールを選択します。アイコンの場所や表示方法は使っている表計算ソフトによって異なります。

グラフを作成する – Office Support

エクセルを使ったFXの検証に便利な関数(累積)4

グラフの種類は「線グラフ」を選択します。

グラフが表示されれば完了です。

エクセルを使ったFXの検証に便利な関数(累積)5

グラフの色などは設定により異なるので考慮しなくても大丈夫です。

1年間毎日買っていると大きくマイナスになることが分かりました。きれいな右肩下がりの曲線なので反対のポジションを持てば利益になりそうですが、たまたま2014年が下降トレンドだっただけなので、続けるのは難しそうです。

 

数字による評価が大切

上のグラフを見てなんとなく分かるのは「成績が悪い」ということだと思います。視覚的に判断するというのはとても大切なことです。

しかし、具体的に何がどのようになっているか知るためには数字による分析が不可欠です。

「数字」というとアレルギーを起こしてしまう方も多いと思いますが(特に女性に多いようです)、ひとつひとつゆっくりとやっていけば決して難しいことはありません。

最初は小難しく感じるところはとりあえずコピペで乗り切って、後々理解できるようになるだけでも十分です。

かく言う僕も数字は得意不得意は特にありませんでしたが、表計算ソフト独特の「関数」とか「返す」といった表現になじむことができませんでした。

何事も最初は知らなくて当然です。FXとは距離がありそうなことも、少しずつ理解を深めていけばきっとFXトレーダとして独り立ちするのに役に立つと思います。

何度目かになりますが、幸か不幸かプログラミングができることとFXで利益を出せることはまったく関係ありません。何も劣等感を抱く必要はないのです。

反対に言えば数字に強いからと言って、FXができると思い込んでしまうことの方が危険だと思います。世間の数字に強い商材屋さんたちが作った大人気の手法が相場に通用しないのが何より物語っています。

 

まとめ

エクセルを使ったFXの検証 – グラフを作成して視覚的に分かりやすくする、いかがでしたでしょうか。

長期的な検証をして優位性のあるシステムトレードをするには、数字と向き合う必要があります。

今流行りの手法に流されるのではなく、今後も継続してFX相場から利益を得ていこうと思うなら、少しずつでも進んでいきましょう。


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しゃまらーしか

しゃまらーしか

ひょんなことからFXサイトを作ったシステムトレーダ。東京都港区在住。スプレッドシートを使って過去のチャートを分析するのが得意です。MT4を使ったEAの開発もしています。大好物の甘い物を求めて、今日もVivienne Westwoodのお洋服をこしらえて甘味処を探索しています。

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