【第7回】為替レートの見方を覚えましょう


Perspective
これまで蛇足蛇足蛇足の展開が目立ってきましたが、今回は一気にFXっぽい内容になりそうな予感たっぷりの「為替レート」です。

「FXっぽい」ということはつまり他人から見るとそれっぽく見える、とりあえず「コンサルタント」とか言っておくと「っぽい」のと同じかもしれません。

それにしてもこの世の中、「コンサルタント」ってもてはやされすぎてはいないでしょうか。ちょっと相談に乗っただけなのに「◯◯コンサルタント」、ちょっとアドバイスしただけなのに「△△コンサルタント」。

それでカッコ良く利益が出せていれば良いのですが、それとこれとはまた別のお話。今回はFXに一歩近づく「為替レート」について見ていきたいと思います。

 

FXの「2WAYプライス」を覚えよう

FXの取引画面では、119.99 – 90.00という2つのレートで表示されています。これを「2WAY(ツーウェイ)プライス」と呼びます。

上記の場合、120.00と高くなっている方が「買う場合のレート」、119.99と安くなっている方が「売る場合のレート」となります。

この買値のことを「ASK(アスク)」、売値のことを「BID(ビッド)」と呼び、ふたつの価格の差のことを「スプレッド」と言います。

こんなん知ってんよと思った方、「ASK」が「売り気配値」というと頭がこんがらがってきやしないでしょうか。

「あれ? 買いじゃねーの?」と男言葉で思ったかもしれません。

「売り気配値」とは売り手(この場合FX業者)が「この価格なら売ってあげても良いよ」と提示している値になります。

すみません、わざとややこしくしてしまいました。まとめるとこんな感じになります。

89.9990.00
売る場合のレート買う場合のレート
売値買値
BIDASK
買い気配値売り気配値

 

スプレッドが取引コストになる

FXにはスプレッドがあるため、取引をすると買った瞬間はスプレッド分マイナスとなります。画像の例で言うと、90.00円で買ってその瞬間に売ろうとすると89.99円になるということです。そのためこのスプレッドが狭いとトレーダが有利ということになります。

買った瞬間ということは取引速度が(スキャルピングのように)短くなればなるほど、取引に与えるスプレッドの影響は大きくなります。反対に取引速度が(長期トレードよりに)長くなればなるほど、取引に与えるスプレッドの影響は小さくなります。

前回の通貨ペアでもご説明しましたが、メジャー通貨はマイナー通貨と比べるとスプレッドが狭いため有利に取引をすることが可能です。

FX業者は「手数料無料!」と宣伝していますが、このスプレッドが実質のスプレッドになっているんですよね。

つまりこれを知らないと知らない間にものすごい手数料を支払っていることになるのです。

これが噂の売買スプレッドコスト)。

「初心者講座」というのは知っていることばかりでつまらないという方もいるかもしれませんが、内容は知っていてもできていないことは多々あります。

「スプレッド」は知っているけれどポジションを持っていないと損をしている気になる「ポジポジ病」は十分に初心者の域です。

毎日1pipsの通貨ペアを5回トレードトレードすると、勝っていようが負けていようが月間100pipsものコストをFX会社様に献上していることになります。実に都合の良い養分と言えるでしょう…。

上の説明では1銭がスプレッドになっていますが、最近のドル円相場ではスプレッドが0.3円というのも珍しくありません。

その場合は小数点以下が第三位まで表示されることになります。FX業者の間でスプレッド競走が激化している昨今、どんどん有利なトレードができるようになっているのは嬉しいですよね。

 

「買う」?「売る」?

FXを始めるとこの「買う」とか「売る」という表現が分からないという質問をよく聞きます(自分が聞くわけではないですが)。

FXではこの「買う」「売る」という表現や感覚は捨て去り、「上がる」「下がる」という感覚でそ臨むのが良いのかもしれません。

単に、今見ている通貨ペアにおいて、今後為替レートが上がりそうなら「買う」、下がりそうなら「売る」、スイッチを押すと捉えてみましょう。

そのようなことを言うと、FXが世界最大の賭博場と言われる所以が分かるような気がしますが、そこはひとつそっとしておくのが大人なのだと思います。

また「買う」ことを「ロング」、「売る」ことを「ショート」と言い、どちらかで売買している状態のことを「ポジションを持つ」と言います。

ここでもまとめてみましょう。

89.9990.00
売る買う
ショートロング
下がる上がる

 

まとめ

【第7回】為替レートの見方を覚えましょう、いかがでしたでしょうか。

いきなり覚えることが多くなって混乱してきたという方もいるかもしれません(まずは読んでいる人がいるか心配するほうが先かもしれません)。

どの世界でも専門用語というのは少なからず出てきますが、FXでお金を稼ぐために用語をいくつか覚えるのも大切なことです。

ゆっくり繰り返せばきっとすぐに覚えられるので、焦らずに分からないときは繰り返して覚えていきましょう。


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しゃまらーしか

しゃまらーしか

ひょんなことからFXサイトを作ったシステムトレーダ。東京都港区在住。スプレッドシートを使って過去のチャートを分析するのが得意です。MT4を使ったEAの開発もしています。大好物の甘い物を求めて、今日もVivienne Westwoodのお洋服をこしらえて甘味処を探索しています。

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