Penguin FXさんの「Forex Racco v1.02」5分足を使ったスキャルピングEA


Forex Racco v1.02

EA(自動売買ソフト)には裁量トレードと同じように、スキャルピング、デイトレード、スイングトレードといったように、様々なトレード方法があります。そして、トレードする時間帯もトレンドが発生しやすいロンドン時間やニューヨーク時間を狙ったものもあれば、レンジ相場になりやすい早朝を狙ったものまであります。

つまり、自動売買といっても難しく考える必要はなく、裁量トレードと同じように人(この場合は開発者)それぞれ、色々な手法があるということです。これらを用途ごとに自在に使い分けることができるというのが自動売買の醍醐味と言えます。

さて、今回は7月1日のGEM-Trade(ゲムトレード)無料EA人気ランキングの6位を獲得したPenguin FXさんのEA「Forex Racco v1.02」を検証したいと思います。

 

Penguin FXさん

「Forex Racco v1.02」の提供者はPenguin FXさんです。Penguin FXさんは「ラッコ」さんとしても知られ、fx-onにも多数のEAを出品されています。いえ、知られているという程度ではありません。自分が知る限り、日本のシステムトレードではいちばん有名な方ではないでしょうか。

拙サイトでは、これまでに「Fukurou V1 GBPUSD」の検証もしてきたのでご参照ください。

>>Penguin FXさんの「Fukurou V1 GBPUSD」逆張りスキャルピングEA

 

「Forex Racco v1.02」

「Forex Racco v1.02」の概要を見てみましょう。

  • 通貨ペア:EUR/USD
  • 使用時間足:5分足
  • 最大ポジション数:4
  • 取引スタイル:スキャルピング

「Forex Racco v1.02」はスキャルピングEAになります。

 

「Forex Racco v1.02」のパラメータ

以下は、「Forex Racco v1.02」のパラメータになります。まずはザッと見てみましょう。カッコ内()はデフォルト値(初期値)です。

 

パラメータ

  • MagicNumber:マジックナンバー(102102102)
  • lots:取引ロットを入力します(0.1=1万通貨)(0.1)
  • mm:単利、複利を切替えます(true=複利, false=単利)(true)
  • risk:一度の負けで損失する金額が証拠金に対して何%になるか(10.0)
  • maxtrades:最大保有ポジション数(4)
  • takeprofit:利益確定のpips(8)
  • stoploss:損切りのpips(36)
  • maxspread:スプレッドの制限(3.0)
  • overbought:RSIのパラメータ(73)
  • obersold:RSIのパラメータ(29)※「28」に変更する
  • WinterGMTshift:(2)
  • SummerGMTshift(3)
  • NY_SummerTime(true)

「MagicNumber」はEA固有のマジックナンバーを最大10桁で入力します。誤作動が起きる原因になるため、同じ口座に同じマジックナンバーが存在しないようにします。

「mm」は単利と複利を設定します。初期値では「true(複利)」が設定されていますが、複利だと検証の際に直近のデータに比重が寄ってしまうため(取引枚数が多くなるため)、「false(単利)」で検証しています。

「risk」は一度の負けで損失する金額が証拠金に対して何%になるかを入力します。たとえば、証拠金が50万円で「10.0」にした場合、最大5万円の損失になるように枚数が自動で設定されます。前述のmmが「false」の場合は機能しません。

※「oversold」はRSIのパラメータのひとつ(だそうです)。初期値は「29」になっていますが、Penguin FXさんが検証した結果、「28」が適正値とのことですので、「28」に変更して使いましょう。

「WinterGMTshift」は通常時(冬時間)のGMTを入力します。

「SummerGMTshift」は夏時間のGMTを入力します。

「NY_SummerTime」は、サマータイムに対応している場合、「true」にします。GEM-Tradeの「Forex Racco v1.02」は、アメリカ式のサマータイムに対応しているブローカのみ使用可能になっているので、基本的に「true」にしておけば問題ありません。

 

「Forex Racco v1.02」のバックテスト結果

Forex Racco v1.02

「Forex Racco v1.02」のバックテストを実施しました。スプレッドは20(2.0pips)で実施しています。

※本EAは始値で判定するため「始値のみ」で検証しています。

  • 期間:2005年1月〜2016年7月
  • 初期証拠金:10000(ドル)
  • 取引ロット:0.1(1万通貨)
  • 純益:+2662.81(ドル)
  • プロフィットファクタ:1.62
  • ペイオフレシオ:0.14
  • 最大ドローダウン:6.19%
  • 勝率:91.91%
  • 最大勝ちトレード:+6.00
  • 最大負けトレード:-42.07
  • 平均勝ちトレード:+5.52
  • 平均負けトレード:-38.72
  • 最大連勝:25
  • 最大連敗:2

2005年から好調な成績ですが、ここ最近は少し不調という印象があります。おそらく2015年あたりで最大ドローダウンを更新しているので、それまで使っていた方は使うのを停めるというのもありです。

ただ、直近ではまた勝ちが増えているので、最大ドローダウンがこれだけあるという新しいデータを基に新たに使うことも可能です。

最大ドローダウンから考えて、1万ドル(約100万円)あたり0.3ロット(3万通貨)を推奨します。不調といっても、これだけの低ドローダウンはさすがのひとことです。

  • $1000(10万円):0.03ロット
  • $3000(30万円):0.09ロット
  • $5000(50万円):0.15ロット
  • $10000(100万円):0.3ロット

 

まとめ

GEM-Tradeの無料EA人気ランキング7位のEA、Penguin FXさんの「Forex Racco v1.02」を検証してきました。

昨年あたりの成績はそこまで良いというわけではありませんが、直近ではまた成績が回復してきているので、このタイミングで使うのは十分にアリです。ただし、また最大ドローダウンが更新したときは、運用を停めるようにしましょう。

>>GEM-Trade(ゲムトレード)公式ホームページ


The following two tabs change content below.
しゃまらーしか

しゃまらーしか

ひょんなことからFXサイトを作ったシステムトレーダ。東京都港区在住。スプレッドシートを使って過去のチャートを分析するのが得意です。MT4を使ったEAの開発もしています。大好物の甘い物を求めて、今日もVivienne Westwoodのお洋服をこしらえて甘味処を探索しています。

You may also like...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA