【第20回】FXを始めるならデモ?それともリアル?


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FX関連の本やサイトを読むと「はじめは”デモ口座”から始めよう」と紹介されていることがあります。架空のお金(響きが良くない)を使ってポチポチとトレードするデモトレード。

デモトレードをして資金が2倍、もしくは3倍、それ以上になったらいよいよリアルトレードを開始してみようという噂のアレです。

しかし、いきなりリアル口座から始めるというのもひとつの手。

ここではデモとリアル、そしてFXについて見ていきたいと思います。

 

真面目に取引するためのリアルトレード

誤解のないように書いておくと、デモトレードできちんとトレードしたという人もきっといると思います。しかし、高額な資金を与えられるデモトレードではいい加減なトレードをしてしまいがちなのも事実です。

自分の大切な虎の子(言葉選びが重複)を使ったリアルトレードとデモトレードが精神に与える影響はまったく違うということは覚えておく必要があります。

紙の上でトレードができてもリアルトレードでは成績を残せないことについて以下のような言葉があります。

「ワイングラスが弾丸を込めたピストルを持って真っすぐ君の心臓を狙っている場合でもワイングラスの足を撃てるのかい」

きっと景色が変わる「ゲイリー・スミスの短期売買入門」

 

リアルな相場のリアルな経験

なんだかロックンローラな言葉のようですが、実際にリアルな相場で経験したことというのは、百聞は〜のように何事にも代えられないものです。

「よし、だから外国に行こう」のように意識の高いスタバMacBookのようになるなる必要はなくとも、リアルトレードで早いうちから経験を積むというのはとても大切なことだと思います。

そういえば最近は清澄白河にできたブルーボトルコーヒーの方が使われることが多いようです。たしかに屈指のコーヒー街とも言われますものね。現代美術館もあって素敵な場所だと思います。

さて、1万通貨でも(資金が少ないという方は1000通貨でも)リアルトレードをしてみれば、「損小利大」や「損切り」の大切さが身に沁みて分かります。

ただし、はじめから自分の資金量に対して大きなロットでトレードしてしまうと大きな損失を抱えてしまうことになるので注意が必要です。

今でこそ僕はかなりリスク回避型なトレーダですが、FXをはじめた瞬間は100ロットで売買して1pip動く度に1万円の含み益に心がバクバクしていたのを思い出します。

 

FXが不労所得だと吠えるならやれば…!?

ネット掲示板などを見ているとたまに見聞きする(聴覚ではないけれど)「FXは不労所得」というあれこれ。もし本当に不労所得だと思えばやってみればいいのにとつい思ってしまうものです。

しかし、実際にFXで利益を出すためには経験も努力も時間も必要になってきます。そしてはじめて相場様から利益を得られるのです(なんだか啓発本のようですが)。

手前味噌ですが(味噌にはなっていないかもしれませんが)、僕もチャートを見るのは1日5分程度でも、検証に10時間以上使うほど相場に向き合うことは多々あります。

もし、「楽して儲けよう」という考えがはじめはともかく今でもあるという人は、遅かれ早かれ消息不明となってしまうでしょう。

そして、もし自分がすごいと思えるトレーダがいたら、その人は見えないところで自分の何倍も努力しているのだと思います。

 

1年後に残る1割の人に入るために

FXではちょこっとした運があれば何度かは利益を出せることがあります(なんたって50%に当たればよいだけです)。

しかし、半分の人が数ヶ月以内に退場して、1年後に残っている人は1割、多くて2割ほどが現実と言われています。FXブローカは、顧客は放っておいても勝手に自滅するだけなので注文を呑むという気持ちも分からないではありません。

僕もこれまでにFXトレーダさんたちとお会いする席がありましたが、「簡単に儲ける方法」「今流行りの手法」の会話には辟易してしまい、そういった方々はみんないなくなってしまいました(ちなみに当時は早朝スキャルや指標スキャルなどが流行っていたような)。

一時期は「勝率90%」と謳っていた多くのブログも更新が停まり、やがてジョブチェンジする光景も多々見てきています(FXがすべてではないですし、ジョブチェンジが悪いと言っているのではありません)。

これらはきちんとした心構えで臨めば1年後に残る1割に入れる可能性が上がるということを意味します。

あくまで僕個人の感覚ですが、FXのトレードは華やかなものではないと思います。けっして小さくない金額が動く世界、誰かと一緒に楽しんだりするのではなく、黙々と孤独に打ち勝った人だけが得られるのではないかという気持ちは今でも変わりません。

 

まとめ

【第20回】FXを始めるならデモ?それともリアル? いかがでしたでしょうか。

デモにしろリアルにしろ、きちんとした心構えで臨むことが大切です。これは相場に限らず何事にも応用できると思います。

FXは色眼鏡で見られがちな世界ではありますが、真摯に向き合って頭ひとつ抜けられるよう努めてまいりましょう。


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しゃまらーしか

しゃまらーしか

ひょんなことからFXサイトを作ったシステムトレーダ。東京都港区在住。スプレッドシートを使って過去のチャートを分析するのが得意です。MT4を使ったEAの開発もしています。大好物の甘い物を求めて、今日もVivienne Westwoodのお洋服をこしらえて甘味処を探索しています。

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