【第49回】FXは米ドルを中心に考えるのが良さそう


資本主義

昨日、朝刊のほかに夕刊も発行するということをしてみました。1日1記事という原則を早くもやぶってしまい、「鉄の掟」を守れない自分の臓物を日本刀で引っ張り出したいほどでございます。

とは言え、毎日夕刊を発行するわけではございません。あくまで夕刊は「号外のようなもの」と捉えていただければ幸いです。

1年後、「あのサイト内容薄まったよね…」となっているのか、わずかに読者様が増えているのか、もしくはなかったことになっているのか。それは神のみぞ知るのでございましょう。

さて、本日は終盤にさしかかってきたFX初心者講座。FXは米ドルを中心に考えるのが良さそうというテーマになっています。

 

やっぱり米ドルがいちばんすごい

泣いても笑っても米ドルがすごいことには変わりません。もちろんかつての基軸通貨がポンドであったように、世界がひっくり変えれば話は別ですが、資本主義で生きている以上、テロでも起こさない限り、アメリカさんが正義なのは仕方のないことです(イヤという意味ではありません)。

「豪ドル円が上がった」と騒いだところで、それは「豪ドルドル」と「米ドル円」を掛けあわせたものに過ぎず、一見成り立っているようなトレーダが、実はセミナー屋崩れで、全然お金を持っていなかったというのは珍しいことではありません。

FXという外国為替市場に片足を踏み入れた以上、常に米ドルを中心に考える癖をつけるのも悪くないと思います。

 

ユーロドルの値動きはどちらが主導しているのか

世界でもっとも取引量のあるユーロドル(EUR/USD)。

先日の雇用統計のように、明らかにアメリカの材料が出て「ドル買い」「ドル売り」のようにドル主導で相場が動くことが多くありますが、ときにはユーロが主導で動くときもあるようです。

「ドラギECB総裁の発言〜」というときは、往々にしてユーロが主導で相場が動きます。そのようなときは、先ほど目の敵にしたクロス円であるユーロ円も大きく上下します。

「米ドル」がどれだけ強い(弱い)かを知るときは、米ドルが絡んでいない通貨ペアを見るというのもひとつの手です。そのため、僕は「ドル円」「ユーロドル」「ユーロ円」の3通貨ペアをもっとも基本に見るようにしています。「見る」といっても、1週間に一度見るか見ないか程度ですが、この三竦み(すくみ)を知ることで今のトレンドを把握しやすく感じます。

 

「ポンド」に応用すると…

これはけっこう便利なもので、

  • ドル円:少し上昇
  • ポンド円:大きく上昇
  • ポンドドル:大きく上昇

こんな日はポンドが大きく買われたことが分かります。

通貨関係を表すと

ポンド>ドル>円

となります。

ドル円が少し下落した場合は、

ポンド>円>ドル

となります。

この場合、前者はポンド円の「買い」、後者はポンドドルの「買い」を持っていると大きく利益を出せることになります。

ここで問題なのが、これは後からしか分からないということです。

「これをトレードしておけばよかった」と解説する人の言うことを聞いても1円の利益も生まれないということになります(そうやってフィルタをかけるのも記事を読むコツかと)

 

通貨ペアの強弱を有効に使うために

通貨ペアの強弱を有効に使いたいけれど、実際は後付論でしかないというのが現実です。しかし、トレーダたるものそれでは生きてはいけません(複数の収入源を持つのが大切です)。

そこで、現時点で僕が使っているのは、通貨ペアの強弱を使うために3通貨ペアを同時に取引するというものです。

度々、拙サイトで書いていますが、「ドル円」「ユーロドル」「ユーロ円」の単純な順張りトレードをしても、大きく伸びるもの、小さく伸びるもの、損失が出るもの、こんな形で合計で利益が出ることが多々あります。

たとえば、先日の雇用統計では(マイナスでしたが)、ドル円とユーロドルは互いに少しドル買い相場となりました。しかし、ユーロ円は拮抗してしまい、往復ビンタで大きくマイナスになりました。

例が悪いですね…。

もう1カ月前の「米・10月雇用統計」を見てみましょう。

この月は大きくドル買いで反応し、ドル円とユーロドルがきれいなトレンドが出ました。しかし、同じようにドルが主導で動いたため、クロス円のユーロ円はどっちつかずになってしまい、きれいに利益が出せませんでした(-34pips)。

もちろんこれらは逆張りでも応用できます。その場合、トレンドが発生した通貨ペアがマイナスになり、拮抗している通貨ペアが利益を出すことになります(ロジックは割愛します)。

 

まとめ

日本人であることを忘れて、円だけにとらわれず、米ドルを中心に考え、ユーロやポンドにも応用するのが大切です。

最後に出てきた拮抗しやすい通貨ペアとしては、ユーロポンド(EUR/GBP)やオージーカナダ(AUD/CAD)などがあげられます

たまぁに隔たりができるのが厄介なところではございますが、順張りと逆張り、ロジックごとに通貨ペアを考えるのも悪くなさそうです。

まずは米ドルを中心に、そして周りを固めていきましょう。


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しゃまらーしか

しゃまらーしか

ひょんなことからFXサイトを作ったシステムトレーダ。東京都港区在住。スプレッドシートを使って過去のチャートを分析するのが得意です。MT4を使ったEAの開発もしています。大好物の甘い物を求めて、今日もVivienne Westwoodのお洋服をこしらえて甘味処を探索しています。

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