FXの検証にエクセルを使うのは古いの?


エクセル

MT4を使った自動売買が普及してからというもの、手動での取引やエクセルを使った検証作業は古臭いものというイメージがあるようです。

便宜上「エクセル」と表記しましたが、本来は「表計算ソフト」と表記する方が正しいかもしれません。僕自身もエクセルではなくOpenOfficeを使っています。Googleドライブのスプレッドシートはどこでもお仕事ができて便利ですが、FXの膨大なデータを読み込むにはクラウドはモッサリして心許ありません。

さて、MT4(メタトレーダー4)のプログラミング言語であるMQL4を使えば様々な検証を行うことができます。C言語を知っている人にとっては分かりやすいと言われるMQL4ですが、反対に言えば、C言語を知らない人から見るとちんぷんかんぷんです。

事実、僕もMQL4は白紙の状態から始めたのでとても苦労しました。どの分野であれ最初は誰もが「知らない」状態から入るのは仕方ないことです。恥ずかしいことでもなんでもありません。最初はみんな同じということは、時間をかけてやればできることになります。

FXの検証にはどちらを使っても問題ありません。MQL4の方が総合的な売買システムを作らなければならないため難易度は高くなります。エクセルは基本的な四則演算とIF関数が少しできれば扱えます。当然、エクセルの基本操作が分からない場合は覚える必要があります。

どんなに技術者がMQL4をこねくり回しても利益が出るわけでもありませんし、エクセルを使って作った小学生でもできる手法では利益が出ないかと言われればそんなことはありません。個人的にはシステムはシンプルである方が良いと思っています。

 

エクセルを使ったFXの検証

当サイトはシステムトレードの僻地のような存在ですが、「エクセルを使ったFXの検証はどうやってやるのか」というお問い合せをしばしばいただきます。

エクセルを使ったFXの検証はMT4の「ヒストリカルデータ」と呼ばれる「過去のチャート」をダウンロードして、エクセルで検証をします。

以前いただいたメールの中に「アフィリエイタは人のEAの検証はできるけれど、FXの検証はできないのではないか?」というものがありました。

あながち間違っていないと思います。

FXの検証をはじめる前の準備

記事に書かれている文章を見ればFXができるわけではないというのはすぐに分かります。ただ、これは悪いことではありません。得手不得手があって当然です。

アフィリエイタ、トレーダ、販売者はそれぞれ別物だと思います。一見きれいな右肩上がりの曲線を作る販売者もまた、実際にトレードができるわけではありません。

そのため、実際にFXだけに限らず相場から利益を得ようと考えるなら、遅かれ早かれきちんと自分の足で立つことが大切だと考えています(もちろん人のEAだって優れいてるのも多数あると思います)。

少なくともトレーディングスキルが身に付けば、収入面でも他者に依存することは減り、時間的な余裕もできることから、さらに腕を磨きやすくなるというのは実感できます。

エクセルを使って少しずつでも検証できるようになればと記事を書きたいと思います。

今回はMT4からヒストリカルデータをダウンロードして、エクセルで開いてテンプレートを作るところまで進めていきます。

 

1. MT4からヒストリカルデータをダウンロードする

1. まずは、MT4から「ヒストリカルデータ」をダウンロードします。

ヒストリーセンター1

ツール >ヒストリーセンターをクリックします(いわゆる「長期データ」の取得方法については趣旨が異なるため、ここでは割愛します)。

 

2. 検証に使いたい「通貨ペア」と「時間足」を選択します。ここでは「EURUSD」「Daily(日足)」を選択しました。

ヒストリーセンター2

3. 「エクスポート」をクリックして適当な場所「保存」します(ここではデスクトップに保存しました)。

4. MT4の役割は終わったのでアプリケーションを終了します。

※ もしうまく価格データを取得できていない場合は、一度チャート画面に戻ってダウンロードしたい通貨ペアを表示してみましょう。チャートに表示させることでヒストリーセンターにも読み込まれます。

 

2. ヒストリカルデータをエクセルで編集する

1. 保存したcsvファイルをエクセル等の表計算ソフトで開きます。

エクセルファイル1

サーバに蓄積されているデータによってどれくらいの期間がダウンロードされているか差があると思いますが、少なくとも直近1年分くらいの日足はダウンロードできていると思います。

長くなってしまうのもなので、ここでは2014年からのデータを使います。2014年以前のデータは列を削除します。

 

2. ダウンロードしたファイルの列に何が書いてあるか記入しました。

エクセルファイル2

データの列の内容は以下のようになります。

  • A列:日付
  • B列:時間
  • C列:始値
  • D列:高値
  • E列:安値
  • F列:終値
  • G列:出来高

 

3. 日足で計算する場合、時間はいらないのでB列を削除しました。出来高も不要なのでG列も削除しました。

エクセルファイル3

あとは画像のように通貨ペアを記入したり、文字を中央揃えにしたり、セルに色をつけたりお好みにします(見た目から入るタイプ)。

これで日付と始値、高値、安値、終値が見やすく並びました。

 

まとめ

FXの検証にエクセルを使うのは古いの? いかがでしたでしょうか。

エクセルにしろMQL4にしろ自分で試すというのは大きな力になります。もちろんこれも一個人の考えでそうではないと考える人も多数いると思います。

システムトレードを志す人のきっかけになれば幸いです。


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しゃまらーしか

しゃまらーしか

ひょんなことからFXサイトを作ったシステムトレーダ。東京都港区在住。スプレッドシートを使って過去のチャートを分析するのが得意です。MT4を使ったEAの開発もしています。大好物の甘い物を求めて、今日もVivienne Westwoodのお洋服をこしらえて甘味処を探索しています。

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