【第21回】FXのハイレバレッジは肩身が狭い


タバコを吸う女性「レバレッジが高いと危険」「ハイレバハイレバ」とお経のように聞くことがありますがこれは大きな間違いだと思います。などと言うと「ローレバレッジ推進派」の方々に怒られてしまいそうです。

たしかに、少ない元手で大きな取引をすれば、大きな利益を得る可能性があるのと同時に大きな損失を被る可能性もがありますが、拘束されるお金として考えればこんなに便利なものはありません。拘束?

かつてハイレバレッジがまかり通っていた日本のFX業界も、50倍、25倍と規制が進み、少ない証拠金でハイレバレッジを求めたトレーダは海外のFX業者を彷徨い歩くことになりました。

「国内バイナリーオプションが熱い!」と聞けば国内バイナリーオプションを規制し、海外FX業者なら高いレバレッジでのトレードができるとあれば、規制する始末。もちろん法に従わなければいけないのは言うまでもありません。

「ローレバレッジだって大丈夫」と書いてあるサイトにペタペタと国内FX業者のアフィリリンクが貼ってあると「それって売りたいだけでしょ…」と思ってしまうのが人の性。

ここではいかに法の網目をくぐるのかではなく、レバレッジを便利に使いこなせるトレーダを目指していきましょう。

 

レバレッジはポジションを持つのに必要な証拠金の大きさ

レバレッジは日本語でいうところの「てこ」だなんてよく言われています。

「このレバレッジを使ってだな」というのは「FX初心者講座」のほかの回におまかせするとして、レバレッジは「ポジションの金額」と「ポジションを持つための証拠金」の対比になります。

  • 10万円で1万通貨(約100万円):レバレッジ10倍
  • 100万円で1万通貨(約100万円):レバレッジ1倍
  • 1000万円で1万通貨(約100万円):レバレッジ0.1倍

証拠金はポジションを持つのに担保として差し出すようなものなので、出金はもちろん、他の用途(別のポジションを持つ)に使うことはできません。

ちょいと言い方を変えると、レバレッジが高いと拘束される資金が少なくて済む=他の用途に使えるということになります。

 

余った証拠金は何に使おう

拘束される資金が少なくて済むハイレバレッジを味方につけたとき、余った証拠金は他のことに使えることになります。

何に使おうハァハァ、このお金何に使おうとボーナスをもらったときのような心地になったところで(僕はボーナスをもらう世界にいたことがないので妄想です)システムトレードです。

これまで100万円で1万通貨を持つとレバレッジ1倍。余裕のある証拠金でゆったりトレードできると思います。実際はもう少しリスクをとっても良さそうです(手法にもよります)。

こんなとき、1万通貨を使う手法を10通貨ペアで注文を出しておくと、チャンスは10倍になります。もちろん闇雲な通貨ペアでは同時に損失になる可能性が増えますが、適切な通貨ペアの割振りをすることで、証拠金を有効に使えるようになるのです。

国内FX会社の上限であるレバレッジ25倍パンパンに使う必要はありませんが、こうしてハイレバレッジにすることでより資金効率を上げられるようになります。

普段は「資金効率」だとか「複利」だといった単語はあまり得意ではありませんが、やはりハイレバレッジの恩恵は大きいと思います。

 

ここは日本、されど世界はハイレバレッジ

「世界ではだな」「グローバル社会において」といった類のお話をされると途端に心が無になってしまうのですが、高いレバレッジが許される国は素敵に思います。

リスクをとってリターンを得るのは投資の前提です。

ハイレバレッジをどのように使うかはその人次第。ただギャンブルのように「丁半どっち」とやっていてはいつまで経っても利益は得られません。かといってずっとおとなしくトレードを続けているのも退屈だったりします。システムトレードは実に退屈なものだと思います。

僕はハイレバレッジのひとつの使い方として、口座を分散して少ない金額の口座は少ない証拠金で高いリスクをとって高いリターンを目指すということもやっています。

ローリスクミドルリターンなんていう商材サイトが生み出したにすぎないまやかしの言葉ではなく、正真正銘のミドルリスクミドルリターンをとったものです。

実際に運用を始めたのは2012年からなのでまだ3年ちょっとの運用期間ですが、年の利益で50%〜70%ほどを出しています。お気づきのように、すでにミドルリターンではないと言われてしまいそうですが。

お上の指導なので仕方はありませんし、たしかにレバレッジが原因で破産してしまう方も多いのかもしれませんが、ものは使いようというのが現時点での僕の考えです。

 

FXはすべてがつながる

FXで取引するためにはレバレッジのことを知る必要があります。そして手法を考えるのに「テクニカル」を知る必要があります。また、先ほどのように通貨ペアを考えるときは「ファンダメンタルズ」を考慮する必要も出てきます。

一般的にファンダメンタルズを振りかざしている人の手法が役に立つことはほとんどないと言っても過言ではありませんが、豪ドル円とNZドル円を同時に「買い」ポジションを持ってもリスクがほとんど分散されないように、最低限、地域や資源国と言ったお国の事情は把握しておく必要があります。

きっとこれらはひとつが欠けてもひとつに偏っても上手くいくことはありません。どれもがバランス良くなるように、常に自分の知識と経験を俯瞰的に見られるようになることが大切なのではないでしょうか(「俯瞰」って意識高いワードに入っていたような)。

 

まとめ

【第21回】FXのハイレバレッジを使いこなす、いかがでしたでしょうか。

使い古された言葉ですが、ハイレバレッジは高い利益が望める分、使い方を誤れば諸刃にもなってしまいます。FXは裾野が広い分、有利に使えるかどうかは使う人によることだけは間違いなさそうです。


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しゃまらーしか

しゃまらーしか

ひょんなことからFXサイトを作ったシステムトレーダ。東京都港区在住。スプレッドシートを使って過去のチャートを分析するのが得意です。MT4を使ったEAの開発もしています。大好物の甘い物を求めて、今日もVivienne Westwoodのお洋服をこしらえて甘味処を探索しています。

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