複雑なテクニカル指標をいくつもチャートに表示しても利益が出せるようにならないというトレーダはとても多く存在します。移動平均線より上にあってRSIがどうこうして雲の下限があれこれで反発がどうしたこうした。フィルタをかけていると思ったものがただの過剰な最適化であることはとても多くあります。
先日ご紹介した「FXはシンプルな方法でも利益が出せる」は日足を使ったデイトレードです。複雑なテクニカルを一切使いませんがきちんと利益を出すことができます。
今回は「FXはシンプルな方法でも利益が出せる」を週足に応用した成績をご紹介したいと思います。
目次
「FXはシンプルな方法でも利益が出せる」を週足で使った検証結果【USD/JPY】

- 検証期間:2000年〜2014年12月
- 損益:+9,704pips
- 勝率:52%
- 平均勝ち:121.2pips
- 平均負け:107.2pips
- PF:1.24
- PR(損益率):1.13
「FXはシンプルな方法でも利益が出せる」を週足で使った検証結果【EUR/USD】

- 検証期間:2000年〜2014年12月
- 損益:+5,394pips
- 勝率:49%
- 平均勝ち:141.7pips
- 平均負け:122.9pips
- PF:1.11
- PR(損益率):1.15
「FXはシンプルな方法でも利益が出せる」を週足で使った検証結果【EUR/JPY】

- 検証期間:2000年〜2014年12月
- 損益:+17,018pips
- 勝率:52%
- 平均勝ち:169.0pips
- 平均負け:140.9pips
- PF:1.32
- PR(損益率):1.20
「FXはシンプルな方法でも利益が出せる」を週足で使った検証結果【合計】

3つの通貨ペアを同時に運用することで成績は+37,506pipsとなりました。日足のときは異なりユーロドルでは少しドローダウンの大きさが目立ちましたが、3通貨ペアに分散させることでドローダウンの影響を少なくさせることができます。
どの手法においても共通して言えることですが、1万通貨でトレードしようと思った場合は3通貨ペアを3000通貨ずつトレードしたり、1つの通貨ペアを3000通貨ごとに3回に分けてエントリするなど、ひとつにつぎ込まないことを常に意識するのが大切です。
「FXはシンプルな方法でも利益が出せる」を週足で使う
今回ご紹介した「FXはシンプルな方法でも利益が出せる」を週足で使うというのは、日足でトレードしているのと同じものになります。ただ、どうしても日足と週足では値幅が異なるため損切り幅だけ適切に調整してあげます(と言っても本当に保険程度にしか使いませんが)。
シンプルな手法というのはシンプルさ故に説得力にかけることが多々あります。しかし、複雑なテクニカルを使っていることと利益が出せることはまったくの別物です。むしろ過剰な最適化をするほど再現性は極めて低くなります。
異なる時間足でも機能するというのがシンプルな手法の最大の特徴と言えます。下手な小細工をして利益を吹き飛ばすくらいなら、日足や週足、日中足などに分散してトレードするのがおすすめです。
まとめ
「FXはシンプルな方法でも利益が出せる」を週足で使う、いかがでしたでしょうか。
「FXはシンプルな方法でも利益が出せる」を使えば日足でも週足でも分散してトレードをすることが可能になります。ぜひお役に立てれば幸いです。
FXはシンプルな方法でも利益が出せる