手動派もMT4派もFXの「時間決済」は過小評価されている


時計タイトルがすべてを表しているのですが、言葉通り、手動派もMT4派もFXの「時間決済」は過小評価されている気がします(少し弱気になった)。

調べてみると、ローソク足でシグナルが出たらとか、テクニカル指標が交差したらとか、一定の数字に達したら決済するというのはよく見かけます。しかし、「時間」を中心にエントリしたり決済しているものは多く見かけませんでした。

普段、雇用統計や成績以外はあらかじめ書いた記事をアップすることが多い中、珍しく当日書いているという本日の記事。今回はFXの「時間決済」について見ていきたいと思います。

 

FXの「時間決済」

便宜上「時間決済」と書きましたが、エントリでも問題ありません。時間を元に考えるということについて見ていきます。

FXで「時間決済」を意識するのは、見ている限り週末がいちばん多いと思います。いわゆる「週末リスク」を考慮して、ポジションが週末をまたがないようにするというものです。

こうして記事を書いている今も、ギリシャ問題が再発して月曜日の窓を懸念する声が聞こえています。実際は良いときもあれば悪いときもあるのであまり影響はないと思っているのですが(少なくとも同じ方向に再度ポジションを持つくらいならスプレッド分お得になる)、最大で悪くなることを考えると「週末決済」しておくに越したことはありません。

 

FXの「時間決済」の活用法

FXの「時間決済」とは文字通り指定した時間に決済してくれる機能のことです。言っている意味は分かるけれど、いまいちピンと来ないという方もいらっしゃると思います。

時間決済の活用法としては市場ごとの決済にも使われます。1本の週足が1週間(使う人少ないようです)、1本の日足が1日を表すように、一定の期間を以って1つの市場と見立てます。

この「見立てる」というのが大切です。現時点ではMT5(メタトレーダー5)でもない限り、細かく時間足を設定できるところは多くありません。ちなみにMT5だとこれだけあるそうです。

M1, M2, M3, M4, M5, M6, M10, M12, M15, M20, M30, H1,H2, H3, H4, H6, H8, H12, D1, W1, MN

さて、普及する兆しが見えてきたかな、見えてこないかな、無理やりBuildを上げることで気付いたら移行させられるのかなというMT5はさておき、多くのチャートでは1時間足を数本分まとめて1つの市場と見立てることができます。

たとえばそれは9〜15時を東京、16〜20時をロンドン、21〜6時をニューヨークと言った具合です。空白の1時間があるじゃんという意見が聞こえてきそうですが、あくまで例としてお考えください。

実際には夏時間もあるので、夏時間を考慮するか否かでも成績は異なってきます。

24時間を3つの市場に分け、一定のルール(ブレイクアウトやローソク足のパターンなど)でエントリし、それぞれの市場が終わるときに「時間決済」するということが考えられます。

終値で決済するというロジックを組んだ場合、検証結果に合わせるためには時間決済はです。

余談ですが、21〜6時をニューヨークとするのではなく、ロンドンフィキシングまでの1時(夏時間は0時)をニューヨーク午前の部として、午後の部と分けるなどするのも面白い手法のひとつと言えます。

市場参加者が乏しいニューヨーク午後(日本時間深夜〜早朝)は値動きが少ない時間帯でもありますが、ときにすべてを吹き飛ばすくらいの値動きを見せるのもこの時間帯です。

コツコツ貯めた凪相場の逆張り隊が損失を出す裏側で、コツコツ失ったロスカット分をすべて取り返してもお釣りが来ることも。いつだって少数派に回る必要がありましょう。

 

時間で取引できるFX会社

「FX 時間」のように調べて上位に表示されるのはヒロセ通商さんです。僕も手動売買するときは重宝しています。上位に表示されるだけあり、時間指定でエントリや決済するのにぴったりのFX会社だと思います(あと食べ物ものも)。

時間を使って取引できる会社を調べてみました(2015年4月現在)。

  • JFX:時間指定成行、時間指定指値、時間指定逆指値
  • セントラル短資:「時間指定」成行注文(決済注文は不可)
  • ヒロセ通商:時間指定成行、時間指定指値、時間指定逆指
  • 外為どっとコム:時間指定成行、時間指定指値、時間指定ストップ

「時間指定成行」は指定時間になると成行でエントリや決済します。「時間指定指値」は「指値」注文して、ひっかからなかった場合は指定時間に「成行」で決済します。

「時間指定逆指値」は「逆指値」注文して、ひっかからなかった場合は指定時間に「成行」で決済します。「時間指定逆指値」と「時間指定ストップ」はFX会社ごとの表記の違いだけで機能は同じものになります。

ほかにもいくつかのFX会社で「時間成行」と説明があるものがありましたが、サービスが廃止されていたり(DMM.com証券は時間成行を廃止)、意味が異なっている(注文の有効期限と混同しているなど)ものは除外しました。現時点では以上の会社が対応しています。

 

MT4を使った時間決済

システムトレードの人気が高まっている中、手動で取引するというのはナンセンスに思われるかもしれません。そもそも手動で取引するものを自動で取引するだけで、そこに壁はないはずなのですが、ふたつの間には大きな壁があるように感じます。

そんなMT4は自動売買もできることから人気のプラットホームですが、お世辞にも手動取引においては優れているとは言えないのが現状です。

探してみるとMT4で時間指定で決済できるツールがいくつかあったのでまとめてみました。

  • MT4発注君:手動トレード補助ツール(Build600対応)
  • MT4 Easy Order:発注ツール(Build600対応不明)
  • ノーロールオーバーEA:指定時刻全決済EA(Build600対応不明)

「MT4発注君」はDL marketにて1,000円、ほかは無料ツールです。「ノーロールオーバーEA」はあらかじめ指定されている時刻(GMT21時45分/夏時間20時45分)になると決済するので、必然的に自由度は低くなります。

GMT21時45分は日本時間だと6時45分、夏時間は5時45分、つまり、日をまたがないように(±スワップが発生しない)決済するツールです。

 

EAを自作して時間決済する

MT4でこういうのがあった方が良いんだよなと思ってもなかなか思うようなツールがないということは多々あります。EAそのものもそうですが、ツールを作る人がトレードをあまりしないとか、酷いとまったくしないとか、そのような噂もちらほら。

結局、自分で作るのがいちばんということになると思いますが、最初はなかなかなかなか思うようにいきません。

「好きだ」と伝える人と「君がいなければいけない」と伝える人がいるように、MQL言語のプログラミングも人それぞれだそうです。調べるほど僕もそう思うようになりました。

と言ってもある程度指針があると分かりやすいので、参照サイトをご紹介します。

exit_function

豊嶋久道著の「FXメタトレーダー実践プログラミング」はさすが聖書と言われるだけあり、通ること必至の1冊だと思いました。上の画像は引用です。

実際には関数のライブラリー化がされているため「MyOrderClose」などそのままコピペでは使えませんが、困ったときの選択肢となります。

「EAつくーる」は僕もお世話になっているfx-onから販売されている純正のアプリケーションです。僕もロジックそのものはMQL言語に変換できても、「レートの桁数」や「通貨ペア名の修正」などでとても参考にさせていただきました。

教えて!gooで回答されている方は、様々なナレッジコミュニティで回答しており、おそらく「EA作成代行」を運営する管理人さんかと思います。

MQL言語に関しては僕自身もまだまだ初心者なので、少しずつ調べながら進めているというのが正直なところです。

 

まとめ

手動派もMT4派もFXの「時間決済」は過小評価されている、いかがでしたでしょうか。

時間決済ができるFX会社選びから発注ツールの選択、EAのプログラミングまでひととおり見てきました。やり方は色々ありますが、根本的には手法があることが何より大切です。

反対に言えば手法さえあれば、やり方はどのようにしても問題ないと思います。感情に振り回されることなく一定のルールでエントリと決済ができるようにしていきましょう。


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しゃまらーしか

しゃまらーしか

ひょんなことからFXサイトを作ったシステムトレーダ。東京都港区在住。スプレッドシートを使って過去のチャートを分析するのが得意です。MT4を使ったEAの開発もしています。大好物の甘い物を求めて、今日もVivienne Westwoodのお洋服をこしらえて甘味処を探索しています。

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