【第24回】FXのトレンドにはなかなか乗れない


60年代のトレンド
FX関連の書籍やインターネットを見ていると必ずと言っていいほど書いてある「トレンドに乗ることが大切」という類の言葉。

しかし、FXをやっている人なら分かる通り、「トレンドに乗ること」がなかなか大変だったりします。

いえ、FXに限らずトレンドに乗るのは簡単なことではありません。白いたい焼き、ライフハック系サイト、YouTuber()、一般人である僕たちの耳に情報が入ってきた頃には既に市場は飽和しているという謙虚な心が大切だと思います。

YouTuberになるよりもYouTuberになるための情報を売った方がお金持ちになる確率が高いというのは皮肉な現実です。FXも相場をやるよりも商材屋になった方が楽なのだと思います。

とは言え、FXでそのようなことを言っていては、いつまで経ってもトレンド相場に乗ることはできません。ここではFXの「トレンドに乗ること」について見ていきたいと思います。

 

FXのトレンドに乗るのは難しい

まずは「トレンド」の定義をしておきましょう。

この場合、「トレンド」とは「現在の相場のトレンドはギリシャ問題であり」の「トレンド」ではなく、トレンド相場の「トレンド」です。早くも何度か書きすぎてゲシュタルト崩壊を起こしてきました(オエェェッ)

「はっきりとしたトレンドができた」と思ったときにポジションを持つと大抵が反転してしまいます。誰もが見てもトレンドだと思う頃はもう終わり、これは先ほどあげたように世の常なのだと言えます。

ラリー・ウィリアムズの言葉にもありました。

大衆は中間では正しいが、最初と最後では間違っている。

スマートフォンなるものが世に出てきたときも多くの人が「あんなものは一部の人しか使わずに流行るわけがない」と言っていました。そして、現在はパソコンに取って代わる手のひらの端末とも言われるものになっています。

一世風靡したブランドを年上の方が使っていると「情弱」というあまりきれいとは言えない言葉で形容するように、アップルだっていつかは当然ブランドイメージが先行する時代がやってくるのかと。

さてさて、FXの世界においてはトレンド相場だけでなく、流行りもののEAを掴まされたときもまったく同じことが言えるのかも…(ボソッ)

また、トレンドができたかなという「トレンド黎明期」に入ってみるとダマシだったということもしばしばあります。

実際のところ、トレンドは後付けであることがほとんどのため、まずはブレイクアウトでもなんでも相場の動きに追随することが大切だと思っています(もちろんフィルタなどを使って精度を高くすることは必要です)。

個人的な感覚だと、フィルタを使わないブレイクアウトはドローダウンは大きくなるものの一定の利益が得られるという印象があります。

 

トレンドに乗るよりポジション管理が大切

トレンドができたかも!? 「私、ひょっとしたら君のことが好きかも!?」いつだって、「かも」と言って予防線を張っておけば、恥ずかしい思いをせずに逃げ場を作れます。

さて、トレンドが発生したと思ってポジションを持ったあとは「ポジション管理」が大切です。ダメだと思ったら損切りする、伸びると思ったらひたすら伸ばす、ここだと思ったら決済する、この一連のポジション管理がものをいいます。

「思ったら」というところが曖昧で、これぞFXの手法にあたりますが、ひとまずここでは置いておきましょう。

結果、伸びると思って伸ばして決済したポジションがトレンドに乗れたポジションになります。

通常、人間はプロスペクト理論が働くため、利益があるポジションは早く決済したくなり、反対に損失があるポジションはまた戻るだろうと決済を先延ばしにする傾向があります。

プロスペクト理論:不確実性下における意思決定モデルの一つ。人間は目の前に利益があると、利益が手に入らないというリスクの回避を優先し、損失を目の前にすると、損失そのものを回避しようとする傾向がある

 

大きく動いたときこそ利益のチャンス

と以前から言われていますが、最近は敢えて動かない時間帯を狙ったレンジ相場、という時代の流れなのか「敢えて」が流行っているようです。

しかし、やはり大きく動いたときこそ利益のチャンスだと思います。

レンジ相場が好きな人に言わせると、大きく動いたときは損失を被る危険があるようですが、きちんと損切りさえしていれば、日々の損切り分を返してでもお釣りがくるような大きな利益を得ることができます。

僕もブレイクアウトは大好きな手法のひとつですが、勝率は良くて50%あるかないかと言ったところ、たまに来るトレンド相場で一気に利益を獲得するイメージです。

そう言うと一攫千金狙いの実に男性的な思考と捉えられがちですが、日々ひたすらトレードしてポジションを作って損切りしてという動作に、一攫千金の画は浮かびません。

 

まとめ

【第24回】FXのトレンドにはなかなか乗れない、いかがでしたでしょうか。

FXのトレンドに乗るのは簡単なことではありません。損切りを躊躇わず、ポジションを伸ばすという損小利大は、人間の心理に逆行した行動なので、それを実行するためのルールをきちんと作っていくことが大切です。


The following two tabs change content below.
しゃまらーしか

しゃまらーしか

ひょんなことからFXサイトを作ったシステムトレーダ。東京都港区在住。スプレッドシートを使って過去のチャートを分析するのが得意です。MT4を使ったEAの開発もしています。大好物の甘い物を求めて、今日もVivienne Westwoodのお洋服をこしらえて甘味処を探索しています。

You may also like...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA