「米ドル/円」への警戒「アベノミクス相場へ 米系ファンドが攻めてくる」ほか


ドル

今年の「米ドル/円」相場は波乱含みです。1月に年初来高値の121年台まで続伸するも、すぐさま逆V字を描きながら111円台まで下落。その後、もみ合いを演じながら、4月28日には約4円、翌29日にも約2円の下落をみせ、5月3日には105円台を付けるにまで至っています。果たして、「米ドル/円」相場に、何が起こっているのでしょうか?

さてさて、今月も下旬になって「FX攻略.com 2016年7月号」に移行しました。雑誌には色々な意見があると思いますが、良くも悪くも現在のトレンド(上昇/下降という意味ではなく)が分かるというメリットがあります。

相場師の良いところは、多数派の理解を得なくても成り立つという点です。こと商材などになると、多くの人に理解を求める必要がありますが、自分でやっている分には、周りを気にする必要はなく、コソコソと続けていることがお花畑の近道になりそうです。

そんな(?)今回は『「米ドル/円」の警戒』という特集が組まれています。本特集には3名の専門家のコラムが掲載されています。

  • アベノミクス失望相場へ米系ファンドが攻めてくる! – 水上紀行
  • 日本介入の基礎知識 – 雨夜恒一郎
  • 歴史的に株安と円高の連動性は強い! – 太田二郎

拙サイトにお越しいただく方はどちらかというと、ファンダメンタルズ云々じゃなくて、相場で利益を出すシンプルな方法が良いという方が多いように感じます(あくまでやりとりをしていてですが)。

僕もそう考えているひとりだったりしますが、知らないことも知っておこうという一環で、今回は各識者による見解を見ていきたいと思います。

 

アベノミクス失望相場へ米系ファンドが攻めてくる!

 

ほとんど成果の上がらないアベノミクスに対して、ファンド勢の期待が失望に変わっている。「アベノミクス失望相場」が、米系ファンドによって演出されてきているものと考えています。

 

米系ファンドによって、政策・システムの矛盾が突かれてきたことは、決して珍しいことではありません。

 

121.70円を起点に平均的な年間の変動幅25円を引きますと96.70円、丸めて95円ぐらいまでは、下落があると見ておいた方が良いように思います。

 

機関投資家の内情を嗅ぎつけられれば、さらに米ドル円買いで攻め立てられる可能性は十分にあるものと思われます。

 

今回の円高局面でも、財務省あるいは財務官の発言に対しては、注意しておく必要があります。

 

今年はリスク度の高い年と見ており、その多くに、米系ファンドが関わってくるものと思われます。

 

日本介入の基礎知識

 

市場介入とは、通貨当局が為替相場に影響を与えることを目的に為替の売買を行うことを指します。

日本の官僚用語では、介入のことを「外国為替平衡操作」と呼んでいます。

 

介入は日銀の判断で行われていると思っている方がいるかもしれませんが、通貨政策は財務省の専管事項であり、財務大臣の権限において実施されています。

 

外為特会には円資金と外貨資金があり、米ドル買い・円売り介入の場合には、外為特会の円資金を売却して、米ドルを買い入れます。

 

①口先介入
②レートチェック
③実弾による市場介入
④協調介入
という四段階があります。

 

レートチェックにより「介入の準備をしているぞ」という高いレベルの警戒感を与えることができます。市場に対する威嚇発砲といえるでしょう。

 

東日本大震災直後に急激な円高が進行した2011年には、日米欧カナダのG7各国当局による円売り協調介入が実施されました。

 

介入が効果を発揮するのは、ファンダメンタルからかい離している相場を是正する場合に限られます。われわれは「効く介入」なのか「効かない介入」なのかを見極めなければなりません。

 

歴史的に株安と円高の連動性は強い!

 

2016年に入ってからの約4か月間だけを見ても「米ドル/円」の変動は大きく、2002年1月から約14年4か月の間に、前週比で3円を超える変動が計44回ありましたが、その内4回を占めています。

 

「米ドル/円」相場の変動は、株価や原油価格、そして金利見通しの変化で大きく左右されることは、過去の歴史を見ても理解することができます。

 

(大きく下落した相場が)2016年は4月初旬で既に3回と非常に頻度は高く、2008年のリーマンショック時の5回ペースとなる可能性もあり、今年の「米ドル/円」相場は歴史に残る変動の1年になっている可能性も考慮に入れておく必要があります。

 

まとめ

ここまで『「米ドル/円」への警戒』として、識者3名によるコラムをまとめて見てきました。気になるのは、今年の下落回数が多く、大相場になるというものです。きっと大相場(特に下落相場)になると大きなニュースに取り上げられて「FX投資家憤死」的な書かれ方もされると思いますが、目もくれず「ぅわ〜い大相場だぁ〜」と語尾を伸ばしてその恩恵を与ってまいりましょう。

 

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しゃまらーしか

しゃまらーしか

ひょんなことからFXサイトを作ったシステムトレーダ。東京都港区在住。スプレッドシートを使って過去のチャートを分析するのが得意です。MT4を使ったEAの開発もしています。大好物の甘い物を求めて、今日もVivienne Westwoodのお洋服をこしらえて甘味処を探索しています。

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