焦らず、慌てず、諦めず。まずは状況分析を


パニック

2016年はドル円相場が110円を割ったことで大騒ぎが続いています。107円になったとか109円まで回復したとか、昨年の120円から見れば円高も、数年前の76円から見れば円安も、戦後の360円の固定相場から見れば超円高も、いつだって高すぎることなく安すぎることなく、判断材料はあくまで直近の「値ごろ感」だったりするものでございます。

もちろん相場師たるもの、世間がどうこう言おうが「ホント、そうですよねぇ」と語尾を伸ばしながらも、心の中ではどこか冷めてみていなければなりません。そして、波にはこっそり乗っておきましょう(個人的にはこのインバウンドの波は活用しない手はないと思います)。

さて、「FX攻略.com 2016年7月号」の特集「激動相場の立ち回りと心得」では、何名かによるコラムが執筆されています。前回は平野朋之さんによる「目先の値動きに惑わされてはいけない!大切なのは大きな時間軸でのトレンド把握」を見てきました。

今回は香澄ケイトさんによるコラム「焦らず、慌てず、諦めず、まずは状況分析を」を見ていきましょう。

 

2016年は好機とリスクの二段構えで

相場にはボラティリティがあり、これがなければトレードの妙味がありません。当然ボラティリティが大きい方が、利益を創出するチャンスになりますが、その分リスクも大きくなります。

 

相場のボラティリティに注目

VIX指数は、株式市場が下落して、投資家の警戒感が高まると数値が上がる(上昇相場では横ばいまたは下がる)傾向にあるため、「恐怖指数」とも呼ばれています。

通常は10〜20の範囲で動くことが多く、30を超えたら投資家は悲観的となり、40を超えるとパニック状態に陥っているとされます。

株価の下落が泊まり、投資家心理が落ち着けば、VIX指数は徐々に低下します。ポジションを構築するのは、数値が低下してマーケットが落ち着き、トレンドの確認ができたら行う方が賢明です。

VIX恐怖指数はそれ自体が金融商品になっていたりします。VIX恐怖指数をトレードするかはともかく、歴史的にどのようなときにVIX恐怖指数が上がるかは知っておきましょう。

参照:VIX恐怖指数をFXトレードに活かす

 

相場の特徴を知り波乱相場を乗り切る

相場はダラダラと下げて来た後に、セリングクライマックスに向けて、再度下値を模索しに下落(二番底を付けに行く)して戻るというパターンがよくあります。マーケットは基本的に思いっきり突っ込まないと下落は終了しません。

「セリング・クライマックス」(ここでは「・」を付けました)とは、下落相場の最終段階において、大きく相場が下落することを言います。もちろん「最終段階」とは後付けにすぎないため、いつになるかは分からないのです。

 

自分と相場のリズムが合わないときはやらない

自分にとって難しい相場つきであるのならば、また自分と相場のリズムが合っていないのならば、無理してトレードしなくても良いと思います。

焦らず、慌てず、諦めず。波乱相場のときこそ、自分のメンタルを意識して臨むべきだと思います。

補足として、負けがこんだときはトレードを止めるが、毎日のデータは必ず取るようにし、ここから上がるか下がるかというシナリオを描くようにしている、という為替ディーラーの話を例に出していました。

 

まとめ

「焦らず、慌てず、諦めず。まずは状況分析を」を見てきました。相場は10%の人しか利益を出せないという言葉が意味するように、多くの人が安堵しているときは淡々と損失を出し、多くの人が悲観的になったときにお釣りが来るほど利益が出れば良いと思うのです。

皮肉かもしれませんが、順張りでシステムトレードをする人にとって、こんな大きなボラティリティの相場ほど利益が出やすい相場もないと思います(逆張り手法はやられているけど…とほほ)。

 

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しゃまらーしか

しゃまらーしか

ひょんなことからFXサイトを作ったシステムトレーダ。東京都港区在住。スプレッドシートを使って過去のチャートを分析するのが得意です。MT4を使ったEAの開発もしています。大好物の甘い物を求めて、今日もVivienne Westwoodのお洋服をこしらえて甘味処を探索しています。

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