FOMC声明から読み解く米国ファンダメンタルズのきほん


キャノン砲

FXにはテクニカル分析とファンダメンタルズ分析の、大きくふたつの分析方法があります。僕自身はほぼテクニカル分析にあたります。とはいうものの、テクニカル指標を使っているわけではなく、価格や資金管理を中心にした取引を行っています(一応これもテクニカル分析に入るということで)。

個人的に気になっている(トレードに応用したい)のがファンダメンタルズ分析です。

「FX攻略.com 2016年10月号」では、雨宮恒一郎さんによって「FOMC声明から読み解く米国ファンダメンタルズのきほん」が解説されています。

ファンダメンタルズの基礎力をアップするために知っておくべき情報を見ていきましょう。

 

トレードの王道

現在相場はトレンドがあるのかないのか。あるとすればそれは強気なのか弱気なのか、それが判断できればトレードに優位性が生まれ、テクニカル手法も再現性が高くなります

テクニカルのみでトレードするのは「暗闇の中を無灯火で運転するようなもの」とあります。自分だ…

トレンドがあるのかないのか、強気か弱気かを判断するのに使うのがファンダメンタルズ分析になります。

 

大局観をつかむには

米国のファンダメンタルズが良ければ米国金利上昇・米ドル高、悪ければ米国金利定価・米ドル安となります

世界は米ドルが中心であとは雑魚なんて言われるように、何はなくとも「米ドル」を中心に考えるのがよいと言われています。たとえば、最近まで続いてドル円相場の上昇は「円安」ではなく、「ドル高」と解釈することになります。これは米国の利上げをにらんで長期的に上昇したものです(たぶん)。

 

FOMC声明

たった一つの材料だけで米国のファンダメンタルズを理解し、大局観を構築する方法を伝授します。その材料とは、FOMC声明です

現在の米国の金融政策は常にハト派バイアスがかかりやすいということを押さえておく必要があります

ファンダメンタルズ分析といってもかなり幅広い材料があります。その中でもっとも大切なのがFOMC声明です。

現在のFOMCメンバーのバイアスを見てみましょう。

タカ派(インフレ重視で利上げに積極的)

  • ジョージ(カンザス・シティ)
  • ラッカー(リッチモンド)

中間派(バランスを重視)

  • フィッシャー副議長
  • パウエル理事
  • メスター(クリーブランド)
  • ブラード(セントルイス)
  • カシュカリ(ミネアポリス)
  • ロックハート(アトランタ)
  • カプラン(ダラス)

ハト派(成長重視で利上げに慎重)

  • イエレン議長
  • ダドリー(ニューヨーク)
  • ブレイナード理事
  • タルーロ理事
  • ローゼングレン(ボストン)
  • エバンス(シカゴ)
  • ハーカー(フィラデルフィア)
  • ウィリアムズ(サンフランシスコ)

※来年の投票メンバー含む

イエレン議長をはじめ、ハト派が圧倒的に多いため、ハト派バイアスがかかりやすいことが分かります。

 

FOMC声明の読み方

FOMC声明は、米国経済を最も熟知した集団が達した結論ですから、これほど信頼できる資料はありません

6月のFOMC声明を読む限り、FOMCは景気の先行きに確信を持っておらず、追加利上げを急がない姿勢であると推測できます。

FOMCの論点は以下の6点になります。

  1. 景気・雇用・インフレの現状評価
  2. 景気・雇用・インフレの予測
  3. 今回決定した金融政策
  4. 今後の金融政策予測(ガイダンス)
  5. 具体的行動(公開市場操作)
  6. 誰が賛成・反対したか

 

FF金利先物で市場の金利観を知る

もう一つ重要なことは、FRBの利上げ(利下げ)ペースが市場の予想を上回るか下回るかということです

市場参加者がどう見ているのかを知るのに役立つのが、シカゴ・マーカンタイル取引所(OME)で取引されているFF金利の先物です

米国のファンダメンタルズが良ければ米ドル高、悪ければ米ドル安のほかに、もう一つ重要なことが、FRBの利上げペースです。

ファンダメンタルズがよくても、利上げが市場の期待通りに行われなければ米ドルが上昇しません。雇用統計のあとのロイターの記事などでも、これらについて言及されていますよね(「利上げが慎重になった」とか)。

 

まとめ

FOMCの声明のトーンに変化があったときや、FF金利先物が織り込む確率が変動したときに、相場は大きく動きます

相場は予想に対して上下の乖離があったときに大きく動きます。これはFOMCについても同じようです。たまに朝起きてチャートを見ると、すごいヒゲを作っているときがありますよね(思惑が交錯しているのでしょうか)。

そもそも朝チャートを見る習慣がないんだったと思いましたが(週末にチェックするくらいです)。

ということで、米国のファンダメンタルズについて、雨宮恒一郎さんのコラム「FOMC声明から読み解く米国ファンダメンタルズのきほん」を元に見てきました。FOMC声明の仕組みを理解して、ファンダメンタルズ分析に活かしてみましょう。

 

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しゃまらーしか

しゃまらーしか

ひょんなことからFXサイトを作ったシステムトレーダ。東京都港区在住。スプレッドシートを使って過去のチャートを分析するのが得意です。MT4を使ったEAの開発もしています。大好物の甘い物を求めて、今日もVivienne Westwoodのお洋服をこしらえて甘味処を探索しています。

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