AIによって変化するマーケットのセオリー


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FXの世界には、ミリ秒単位で自動的に売買するシステム=人工知能による為替取引が、すでに入り込んできていると言われます。これは為替取引にどのような影響を与えるのでしょうか。ここでは「FX攻略.com」の井口喜雄(いぐちよしお)さんのコラム「AIによって変化するマーケットのセオリー」を中心に見ていきましょう。

為替取引におけるAIとは

為替取引におけるAIとは、大量のデータを高速で分析し、ミリ秒(1000分の1秒)単位で一定のロジックに合わせて自動的に売買するシステムのことを指します。

記事によると、AIにもさまざまな種類があることが分かります。その種類とは、ニュースの中からキーワードを見つけて売買を仕掛ける「テキストマイニング」、ストップロスの価格帯を自動で計算してトリガーを狙うものなどです。「テキストマイニング」はいかにもAIといった感じですね。

 

AIにより変化するマーケットのセオリー

マーケットは既に多くのAIによって価格形成が行われています。中でも最近特に目立つのがテキストマイニングと呼ばれるAIで、このプログラムは一定のキーワードを分析して、売買をしていきます。

たとえばブレグジット(Brexit)では「離脱」と「残留」というキーワードをもとに売買されます。ヘッドラインに一定量の「離脱」というキーワードがあれば「売り」、「残留」とあれば「買い」といった具合です。すさまじいですね。

 

AI主導のマーケットで相場はどうなる?

AIがトリガーとなって動いたマーケットでは、値動きのスピードが速すぎてついていくことができません。人間がこのスピードに対応できなくなるので、さらにAIの割合が増していきます。

AIによる売買の割合が増えると、通常時はほとんど価格が動かず、突然相場が動き出すというマイナー通貨によく見られる動きになることが予想されています。システムトレードの出現によって2005年頃から相場が変わっていると言われていますが、ここにきてまた相場が変わるのかもしれません。

 

AIとの戦い方は?

今までのセオリーは通用しなくなるかもしれませんが、もちろん戦い方はあります。

トレーダーにとってもっとも気になるのが「AIとの戦い方」です。AIの売買のクセとして「オーバーシュート」があげられます。そのため、「損切りをタイトにして傷を浅くする」、もしくは「オーバーシュートしても損切りされないロスカットにする」といった方法が考えられます。後者では、ロスカット値をより遠くにするか、一定の時間足の終値で決済するといった方法があります。

いずれにしてもスピードや処理能力ではAIに勝てるはずはありません。今後の相場の変化を見極めながらトレードの方法を柔軟に変えていくことが大切なのかもしれません(イヤになっちゃいますよね/苦笑)

 

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しゃまらーしか

しゃまらーしか

ひょんなことからFXサイトを作ったシステムトレーダ。東京都港区在住。スプレッドシートを使って過去のチャートを分析するのが得意です。MT4を使ったEAの開発もしています。大好物の甘い物を求めて、今日もVivienne Westwoodのお洋服をこしらえて甘味処を探索しています。

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