損切りできる人、できない人


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FXで長期的に利益を上げられる人と失敗をする人、両者を隔てるものに「損切りができるか否か」があります。ポジションを持ったあと、思惑と異なった方向に相場が動いたときに損切りができないと、一度の損失で退場になることだってあります。ここでは「FX攻略.com 2016年12月号」の不動修太郎さんのコラム「損切りできる人、できない人」を参考にしながら、損切りについて見ていきましょう。

 

1. 相場の予想を外したとき

損切りができる人は、ポジションごとの勝ち負けにこだわらず、相場を長期的に考えており、資金管理を大切にします。一方で損切りができない人は、含み損が出たポジションを損切りすると自らが相場の予想を外したことを認めてしまうと考えています。

目先の勝ち負けにこだわらないというのは大切なことです。参考までに書いておくと、僕が使っているシステム(手法)はどれも勝率が50%前後にすぎません。次のトレードは勝つも負けるも半々程度です。毎回、「次は勝つ」「自分は正しい」と思っていることこそが致命傷となります。相場は次の1勝で決まるのではなく、長期的に捉えることが大切なのです。

 

2. 最初から損切りを設定するか?

損切りができる人は、最初から損切りレベルを決めていて、ポジションを持つと同時に逆指値(ロスカット)を設定します。一方で、損切りができない人の多くは、ポジションを持つときに損切りを設定せず、損切りのレベルを想定していません。

損切りができない人の例として、相場が思惑と異なる方向に動いたとき、「また戻るだろう」の気持ちになることがあげられます。ポジションを持ったとき、必ず損切りラインを決めることが大切です。もし思惑と異なる方向に相場が動いたときは、すぐに損切りすることを心がけましょう。

 

3. 売買の記録をつけるかどうか

損切りのできる投資家の多くは、ポジションを持った理由をメモし、売買の記録をつけています。

一方で損切りができない人は、売買の記録をつけないので、ポジションを持ったときの理由を忘れてしまい、損切りする基準もあやふやになります。

裁量トレードをする人の場合、何を根拠にポジションを持ったかを記録しておくことが大切とあります。あくまで「損切りのできる投資家の多く」なので、例外もあります。事実、僕自身はポジションを持ったときの理由は書いていません。ポジションを持つためのルールをあらかじめ作っているからです。あとはルール通りに売買するだけで、タイミングが来たら利食い決済、もしくは損切り決済をしています

 

4. 為替相場の特徴

為替は、長期的にはその通貨を使っている国の金融政策、輸出入といった経済に影響を受けます。

為替は国の単位で動いているため、方向性を持って動き出すと、数か月〜数年同じ方向に動くことも少なくありません。たとえば「アベノミクス相場」と言われた2012年後半からの円安ドル高相場は、2015年初めまで2年以上続いていました。

 

5. 損切りができない理由とは?

損切りができない投資家の多くは、チャートから相場を予想できない人が多いです。

また、ある通貨のレートが下がると値ごろ感から買いポジションを持ってしまう投資家が多いです。

損切りができる投資家は、テクニカル指標などを使ってチャート分析ができるため、これ以上損失を抱えそうだと判断したときは、ためらうことなく損切りをします。システムトレードをする人もルールに則って淡々と損切りをします。

また、価格(レート)が下がったときに「(前より)安い」と思って「値ごろ感」から、「買い」ポジションを持ってしまう人がいますが、これも非常に危険です。たとえば、2016年は1ドル100円まで下がると、かなりお買い得感を感じますが、先ほどのアベノミクス相場前の間隔でいうと、1ドル100円は超高値の価格帯になります。「値ごろ感」で売買をしないためにも、常にテクニカル指標などを使って相場を分析する習慣をつけましょう。

 

まとめ

「損切りできる人、できない人」を見てきました。損切りができるようになると、いよいよ相場も初心者の域を抜けたことになります。損切りができない人は、まずはためらうことなく損切りできることを目指してみましょう。


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しゃまらーしか

しゃまらーしか

ひょんなことからFXサイトを作ったシステムトレーダ。東京都港区在住。スプレッドシートを使って過去のチャートを分析するのが得意です。MT4を使ったEAの開発もしています。大好物の甘い物を求めて、今日もVivienne Westwoodのお洋服をこしらえて甘味処を探索しています。

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