欧州ファンダメンタルズの基本


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前回、ファンダメンタルズの勉強として「EUの歴史とユーロの誕生」を見てきました。FXをやる以上、最低限のファンダメンタルズは理解しておきたいところです。今回は「FX攻略.com 2017年1月号」おなじく雨宮恒一郎さんのコラムから「欧州ファンダメンタルズの基本」を見ていきましょう。

 

ユーロスタット

ユーロスタットは各区間でデータを共通化・調整し、欧州全体の経済事情を正しく反映した統計情報を提供しています

ユーロスタット(Eurostat)とは、EUで統計を担当する局です。

ユーロスタットのウェブサイトでは経済指標などを見ることができます。ただし、対応している言語が英語・ドイツ語・フランス語なのでご注意ください。

ユーロスタットのウェブサイトではユーロの経済指標が確認できますが、実際の為替相場ではユーロの経済指標になることは多くありません。ユーロといっても各国の経済・財政状況はまちまちだからです。

 

米ドルの代替

米ドルが売られるとユーロが買われ、逆に米ドルが買われるとユーロが売られます。つまり最近の「ユーロ/米ドル」は、ユーロ圏の材料より米国の材料に大きく影響される傾向があります

為替相場にはテーマの流行りがあります。最近の相場ではユーロは、「米ドルの代替」であること多くあります。つまり、ユーロがどうこうしたというより、「米ドルがどうした」ということに重きが置かれるのです。

もちろん前述のようにテーマがあるため、この状況がいつまで続くかは分かりません。実際、2010年頃はギリシャ問題などでユーロが材料になることがありました。

 

ドイツの経済指標が重要

ドイツの経済指標の中で市場で注目されるのは、失業率や物価指数よりも「IFO景況感指数」と「ZEW景況感指数」です

ユーロ圏の経済指標がほとんど影響を与えない反面、ドイツの経済指標がユーロ相場に大きな影響を与えます。そのなかでも特に影響を与えるのが「IFO景況感指数」「ZEW景況感指数」のふたつの経済指標です。

ドイツは欧州第1位、世界でも第4位の経済規模を持ち、EUのGDPの約2割はドイツが占めています。ちなみに経済規模は1位がアメリカ、2位が中国、3位が日本と続きます。

 

ECB総裁会見

ユーロ圏全体の景気動向とECBの金融政策の方向性をつかむには、ECBに聞いてみるのがもっとも手っ取り早い方法です

ECBはFRBのような議事録を発表していません。その代わりにECB総裁記者会見があります。ECB総裁記者会見の発言内容は「ECB 発言 ロイター」などのワードで検索することで過去の記事を調べられます。

 

まとめ

欧州ファンダメンタルズの基本について見てきました。ユーロそのものより、経済規模の大きいドイツの影響が大きいことが分かります。今後、ECBが次の一手としてどのような方法に出るのか注目しておきたいところです。


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