【10月7日】ポンドのフラッシュ・クラッシュ、HFTに勝つための戦略とは


10月7日ポンドクラッシュ

2016年10月7日の朝、ポンドがフラッシュ・クラッシュ(相場が瞬間的に急落すること)を起こしました。急落の原因についてはさまざまな憶測がありますが、アルゴリズム(計算方法)や人工知能(AI)を使った超高速取引(HFT)による大量の売り注文が原因であるという指摘が多くあります。

人間がHFTに勝つことはできません。それではどのようにHFTと共存すべきなのでしょうか。

 

10月7日のポンドクラッシュ

10月7日、午前8時7分、ポンド円が131円から121円まで約10円(約1,000pips)下落しました。ポンドドルは1.26から1.19ドルまで約0.07ドル(約700pips)下落しています。

アイキャッチ画像は、10月7日のポンドクラッシュ時の、GBP/JPY 5分足のチャートです。

 

クラッシュの真相は?

クラッシュの真相について、「FX攻略.com 2017年1月号」で井口喜雄さんが見解を述べているものを引用します。

想像ではありますが、「ポンド/米ドル」は1.255付近に大量のストップが見えていて、そのすとっぷをHFTが狙いに行ったのが始まり。その下の1.250には大口のバリアオプションがありましたので、1.250台では大量のオプション攻防買いがあったことが想像できます。

売り圧力が強く、工攻防買いが失敗に終わり1.250を割れたので、攻防買いで作られたポジションが今度はリスクヘッジのため、大量の売りとしてマーケットに出ます。

これによっる一段の下げを察知したHFTが先回りして売るため、ポンドを売ってもなかなか約定しない。焦ったディーラーが売り注文を繰り返す中、追随するように個人投資家のロスカットの売りが大量にマーケットに出る。さらにHFTも便乗して売り浴びせる。

このようなさまざまな登場人物の行動が重なって、今回の暴落が起きたのだと思います。

面白いのは主役はポンドドルで、ポンド円は関係ないということ。さすが合成通貨は本場では相手にされていないことが分かります…。

 

HFTに勝つため共存するための4つのポイント

  1. HFTとは戦わない
  2. ストップや資金管理などのルールの見直しも
  3. カウンタートレード
  4. ファンダメンタルズに回帰する

まず、人間はHFTのスピードには到底かなわないため、戦おうなどと思わないことです。

また、ストップ(損切り)など資金管理が大切になります。

さらに、今回のように大きく下げたあとは決まって大きく戻します。HFTはポジションを持ち続けることはしないからです。この戻しに乗ったカウンタートレードが有効になります。

最後は「ファンダメンタルズ」が大切であるということです。相場の方向性を確認しておくことで、突発的な動向にも振り回されにくくなります。

とはいうものの、これだけ大きな動きがあると焦りますよね…。個人的には大きな動きがあったときはとりあえず乗ってみる、ダメだったら損切りというので良いと考えています。

結果的にかなり戻しましたが、僕もこの時間帯はポンド円で+170pips、ポンドドルで+155pipsの利益になりました。最後、自慢みたいになってしまいましたが、いつ相場が動き出しても良いようにシステムを張っておく、手法を仕掛けておくことが大切です。


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