
弊サイトでは、毎月1冊ほどFX関連書籍をご紹介しています。「ほど」もなにも1冊なのですが、「ほど」とクッションをつけることによってどこか言葉がやわこくなることを期待してしまうのです。
相変わらず枕詞が長くなってしまう中、「ラリー・ウィリアムズの短期売買法」、「FXトレーディング」、「システムトレード 基本と原則」、「ゲイリー・スミスの短期売買入門」などたしかな良書をご紹介できていると自負しています。
自負したところで著者は自分でもなく、紛れもない歴史に名を残すトレーダたちなのですが…。
「ラリー・ウィリアムズの短期売買法」はシステムトレードをする上では通っておいた方が良いと思う一冊です。いえ、システムトレードだけでなく、ルールを作ってトレードするという意味では裁量トレーダの方もぜひ。
と思ったところで、裁量トレーダの方には見向きもされないサイトが故、このように声を荒げてもけっして届くことなどないのです。
Wラリーということで、残すは「魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門」あたりでしょうか。この「ラリー」はローレンス・A. コナーズのことです(「ローレンス」のニックネームは「ラリー」になる)。
ちょこちょこと書いているようにサイトを運営してやっとこさ?あっという間に?ようやく?刹那に?1年が経ちました。
世の中は諸行無常ということもあり、変わるものと変わらぬ想い、どこから「テイルズオブ」シリーズのようなコピーになってしまいましたが、書籍紹介の趣を変えてみようと思います。
1年目はクラシックな書籍をご紹介してきました。今後も見つけ次第、または思い出したら綴る予定ではございますが、少し「人柱」の要素も取り入れたいと思います。
人柱:難工事完成を祈って神にいけにえとして生きた人を水や土に沈めること。そのいけにえの人。転じて、ある目的のために犠牲になること。その人。
昨今では良いのか悪いのか分からないものに自費を投じて生け贄になることを指します。
1記事あたり1000文字くらいと言いながら、いつも2000文字くらいになってしまい、果ては1000文字を序文に使ってしまうという離れ業を見せたところで(自慢にならない)。
今回ご紹介するのは「外貨FX入門 円安は「自動売買」で儲けなさい! ダイヤモンドZAi 2015年8月号別冊付録」。
はりきって参りましょう。
めちゃくちゃ売れてるマネー誌ZAi
まさかのZAiのムックが登場したわけですが、ZAiはちょこちょこ登場しているということで、好きな雑誌のひとつです。
いえ、ZAiの雑誌はあまり読むことがありませんが、ZAiのダイヤモンド社が発行する書籍はリッチなオールカラーであることが多いので読むことがあります。
そんなZAiが出版する「外貨FX入門 円安は「自動売買」で儲けなさい!」は、「ダイヤモンドZAi 2015年8月号別冊付録」という文言がついていることから分かるように、「ZAi」の付録です。
「ZAi2015年8月号」を雑誌やKindleで購入すると付録も付いてくるので(重複)、別途購入する必要はありませんが、本誌は特に必要ないという方のために、300円で「付録のみ」を購入できるようになっています。

「特別付録もすべて読める!」というのは太っ腹ですよね。
佐々木希の画像がすべてカットされた「an・an」Kindle版とは大違いです。
ということで、旬の情報が命な経済誌のバックナンバーを購入するのもアレですので、付録のみKindleで購入しました。
これからシステムトレードをはじめたいという方ためになるかもしれないという期待を込めて。
外貨FX入門 円安は「自動売買」で儲けなさい!
「外貨FX入門 円安は「自動売買」で儲けなさい!」は以下の4つのパートで構成されています。
- ビギナーでも忙しくても4つのステップで勝てる!
- 利上げで通貨高が進む米ドル&ポンドを狙え!
- ビギナーなら誰もが犯す3大失敗を回避する方法!
- 最初にルールを決めて後は自動売買にお任せ!
Part1〜3で教えてくれるのは西原宏一さんです。あの修羅場をくぐってきたような、それでいて飄々としたあの雰囲気ってカッコ良いですよね。

突然、ヒゲを生やした姿になったりします。

完全に西原宏一さんに逸れ切ったところで、PART4からはインヴァスト証券の「トライオートFX」が登場します。
…
…
…。
ということで最後はインヴァスト証券の「トライオートFX」がすべてを持っていくという構成になっていました。
「トライオートFX」はインヴァスト証券が提供する自動発注システムのひとつで、相場に合わせて臨機応変に戦いましょうという取引方法です。
個人的にこの類のものは、入り口はともかく、出口戦略が非常に難しいと思うのでおすすめはしていません。急速な相場の動きに対応できるように「自動売買を取り入れる」という点は賛成です。
まとめ
「外貨FX入門 円安は「自動売買」で儲けなさい!」をご紹介してきました。
ビジネスである以上、広告が入るのは仕方ありません。
ただし、広告に振り回されてしまっては「利益を出す」という点からは外れてしまいます(トライオートFXが悪いという意味ではありません)。よく言われることですが、記事と広告を見極めることが大切なのだと思います。
これまで続いた円安、急激に訪れる円高、上手に相場の波を乗り越えて参りましょう。
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