香港ハンセン株価指数を使ったCFD取引に未来はあるか


香港
ここのところ、色々な意味でにわかに活気づいている中国の株価指数。と書いている頃にはすっかり過去の産物となっている気がしないでもないですが(いつだって後乗りのトレンド乗り遅れ型です)、FX会社でも中国株価指数を取り入れる会社はいくつもあります。

以前から中国の株価指数を使った取引には興味があったのですが、やると言ってやらない癖が災いして、いつまでも重い腰(物理)は地面に突っ伏したまま、気づけば8月に差し掛かる季節になりました。

さて、今回は中国の株価指数の中でも香港ハンセン株価指数を使った検証をしてみたいと思います。

中国株価?上海?香港?この辺りの曖昧な点も整理しながら、いざ参りましょう。

 

中国の株価指数はたくさんある

日本にも日経平均株価(225)や東証株価指数(TOPIX)があるように中国にもいくつかの株価指数があります。

中国の株価指数のうち、有名なのは香港ハンセン指数、上海総合指数、深セン総合指数あたりでしょうか(澄ました顔で「でしょうか」なぞと書いておきながら、知ったのは今し方です)。

香港ハンセン指数:香港証券取引所で売買される銘柄のうち、48銘柄を時価総額加重平均で算出したもの

上海総合指数:上海証券取引所で取り引きされるすべての株(A株とB株)の株価指数

深セン総合指数:深セン証券取引所が算出・公表している、人民元建てA株と外貨建てB株の両方に連動する日中価格パフォーマンスを表す株価指数

先ほどからA株、B株という言葉が出てきていますが、中国国内投資家向けの銘柄をA株、外国人投資家向けの銘柄をB柄としているようです。そう考えると人民元建てと外貨建てである理由が分かりますよね。

 

香港ハンセン指数

今回は、様々な株価指数の中から香港ハンセン指数を取り上げます。

香港ハンセン指数

香港ハンセン指数にしても上海総合指数にしても、2015年6月にピークを迎えたあとは約30%の下落をする、大量に株を保有している株主は株の売却を禁止するなど、なかなかな取り締まりをしています。

直近1年間の香港ハンセン指数のチャートを見ても上がり下がりのジェットコースターであることが分かります。

香港ハンセン指数を取り上げたのは、上海総合指数にしようか迷っていたところ、新興FX会社であるTitanFXが香港ハンセン指数の取扱をはじめたというのが単の理由です。バックテストに使うヒストリカルデータを取得しやすいということで採用しました。

 

香港ハンセン指数CFD取引の検証

香港ハンセン指数の取引はいわゆるCFD取引(差金決済取引)と呼ばれるものです。

難しく聞こえますが、証拠金を用意して損益の差金だけを決済するということでFXもCFDの一種です。外国為替を扱った場合はFX、商品や指数を扱った場合はCFDと使い分ける習慣があります。

さて、検証の方法としては簡易的なもので直近1年間の株価指数の動きに対してどのような成績になるかというものを検証しました。

ここでバックテスト期間が短いという意見があると思いますが、今回検証に使った方法は、日経225miniの取引で使っているのと同じ手法です。

移動平均線がどうとかRCIがというテクニカル指標に依存したものではなく、相場の上げ下げに対してどのような成績になるのかというデータを得るために実施しました。

いわゆる「資金管理」に重点を置いたものなので、チャートがどうこうというものではありません。

 

香港ハンセン指数の検証結果

香港ハンセン指数の検証結果1

香港ハンセン指数を使った検証結果です。

検証期間は2014年1月〜2015年7月までの約1年半になります。

結果は+10,207pips。

いつもと同じように優位性があるところでは枚数を上げて、優位性がないところでは枚数を下げる、もしくはトレードしません。

損益のグラフを見る限り、一方向に大きなトレンドが発生しているところではドローダウン期に入って、そのあとに解消していることが分かります。

上の手法は資金管理を積極的に取り入れた手法のため、リスク許容派のトレーダが実践します。

続いて、もうひとつの手法を見てみます。

香港ハンセン指数の検証結果2

検証期間などはひとつ目のものと同じです。

結果は+2,817pips。

資金管理を使っている点は変わりませんが、今度は比較的消極的な資金管理のため、リスク回避型のトレーダが使います。

資金管理を使うと約5倍くらいに利益が増加することを考えると、妥当な結果と言えます。

どちらの手法も移動平均線やRCIといったテクニカル指標は一切使わずに、その日の始値でエントリして終値で決済するだけの手法です。

日経225miniでもまったくおなじように取引していることから、ほかの銘柄でも十分にトレードできることが分かりました。

FXと日経225miniの両刀使いも悪くない

大切なのは資金を目一杯つぎ込むのではなく、ドローダウン期があることを前提に余裕を持った枚数でトレードをすることです。

 

まとめ

香港ハンセン株価指数を使ったCFD取引に未来はあるか、いかがでしたでしょうか。

相場はなにもFXだけに限らず、株をやっても商品を取引しても指数取引をしても良いと思っています。

テクニカル指標に依存した取引、固定pipsに限定した取引は、相場の変化によってすぐに通用しなくなってしまいがちです。

ただ「買う」だけ、「売る」だけの手法でも利益が上がるのは盲点なのかもしれません。


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しゃまらーしか

しゃまらーしか

ひょんなことからFXサイトを作ったシステムトレーダ。東京都港区在住。スプレッドシートを使って過去のチャートを分析するのが得意です。MT4を使ったEAの開発もしています。大好物の甘い物を求めて、今日もVivienne Westwoodのお洋服をこしらえて甘味処を探索しています。

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