【第41回】日本の経済指標と日本円を使ったトレード


日本
自分も含め多くの日本人が生活する日本の通貨、円。なじみ深い「円」はときにリスク回避通貨として使われます。

2014年はアベノミクス相場が全盛だったため、ドル円相場が下落する印象はありませんが、アベノミクス相場が始まる前までは長期的な円高が続いていました。

第二次世界大戦の敗戦国でありながら、今ではドル、ユーロに続いて世界三大通貨のひとつとしても知られています。

今回はそんな日本の経済指標について見ていきたいと思います。

 

日本の経済指標

日本の経済指標で目立ったものはほとんどありません。とは言え、2014年10月31日の黒田砲があったりもするので日銀の発表は注意しておいた方が良いでしょう。

  • 日銀金融政策決定会合

どの国の通貨にも共通して言えることですが、通貨ペアが大きく動くときというのは突発した何かがあったときです。反対に言えば突発的な何かがあったからこそ、人々がパニックに陥って相場が必要以上の動きを見せることになります。

これらの突発的な動きににファンダメンタルズで立ち向かうのは、少なくとも一般的な個人トレーダにとっては不可能なことだと思います。ニュースを攻略しようと思うのではなく、ニュースがあったときにも対処できるような仕組みを作っておくことが大切です。

 

日本円を使ったトレード

日本円を使ったトレードにはドル円をはじめ、ドル円とドルストレートをかけ合わせた各国の通貨とのクロス円があります。クロス円の通貨ペアは多くの場合、強い相関関係にあります。相関関係があるとは似た動きをするということです。

リスク分散のためにユーロ円(EUR/JPY)、ポンド円(GBP/JPY)、豪ドル円(AUD/JPY)、に分けて「買い」ポジションを持つという方法はリスク分散にならないという意見があります。通貨が違えど、「円売り」ポジションではないというのが理由です。

たしかにどんなに通貨を分散させて「円売り」であることには変わらないため、相場に「円買い」の動きが出たときはすべての通貨ペアで含み損が発生してしまいます。枚数分が損失となるのでかなりの痛手でしょう。

しかし、それぞれの通貨ペアにおいてチャンスが出たときだけエントリするという手法はとても効果的です。個人的にももっとも得意とする手法のひとつです。

ユーロやポンドは基本的には似た動きをします(EUR/GBPが穏やかな動きをすることから想像できると思います)。しかし、資源国通貨である豪ドルだけは別の動きをすることがあります。ニュースでいうところの「資源国通貨が強い(弱い)」というものです。

このような場合は、ユーロやポンドは取引せず、豪ドル円(AUD/JPY)や豪ドルドル(AUD/USD)をトレードするのが賢明です。ユーロとポンドが似た動きをすると言っても、イギリスの経済指標でポンドが大きく動く日もあります。その場合はポンド円やポンドドルをトレードするのがおすすめです。

さて、「賢明」「おすすめ」などと書くと教科書のようになってしまい、そこまでは分かっているという方も多いと思います。たしかに後日、「この通貨ペアで取引するのが正解です」などと言われても利益が出ないのと同じです。

実際にFX相場から利益を出すにはトレードする必要があります。

 

机上ではなくトレードする

そのためには何をすれば良いか。いくつもの通貨ペアで仕掛けを出しておきます。大きく動くというのはブレイクアウトが機能する相場のため、逆指値で仕掛けておけば必然的にエントリすることになります。

小さな動きの通貨ペアは逆指値にかかることがありません。もちろんブレイクアウトは勝率が低くダマシに合うことも多いですが、一度の勝ちで大きく取れるのが特徴です。

これはあくまで順張りを前提としたブレイクアウトのお話なので、反対に逆張りをする場合は一定のシグナルでエントリできるような仕掛けを作っておく必要があります。

一度にたくさんの注文を出すのが大変というときのために自動売買があります。多くのトレーダは勝てないからと言って自動売買を始めますが、本来、自動売買とは手法を自動化させるものです。このあたりが大きく誤解されていると思います。

ミラートレードのようにこれだけ選択型のシステムトレードが流行っているのを見ると、間違っているのはきっと自分の方だと思いますが…。

大物ミュージシャンを模した憂いはこれくらいにしておき、円を絡めた通貨ペアで取引する場合、おすすめなのはドル円、ユーロ円です。これに加えてポンド円、豪ドル円も取引するとかなり取引チャンスが広がります。

NZドルは豪ドルとほとんど同じ動きをすることから取引しなくても良いと思います。加ドル円も資源国通貨として知られています。できることならぜひトレードしたいところです。

普段、相場を見ていて耳に入ってくるニュースを見ていても分かる通り、資源国通貨が強い弱いという日は多くあります。ひとつの流れができるとトレンドが形成しやすいことからもぜひ取り入れてみるのも面白いと思います。

 

まとめ

【第41回】日本の経済指標と日本円を使ったトレード、いかがでしたでしょうか。

これで米ドルからはじまり、日本円まで一周してきました。経済指標を見る限り、やはりアメリカが世界に与える影響力の大きさを知ることになります。

次回からはほんの少しだけテクニカルに移りたいと思います。


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しゃまらーしか

しゃまらーしか

ひょんなことからFXサイトを作ったシステムトレーダ。東京都港区在住。スプレッドシートを使って過去のチャートを分析するのが得意です。MT4を使ったEAの開発もしています。大好物の甘い物を求めて、今日もVivienne Westwoodのお洋服をこしらえて甘味処を探索しています。

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