【第38回】ニュージーランドの経済指標とNZドルを使ったトレード


ニュージーランド
気がつけばオーストラリアの政策金利を超えて、資源国と言われる通貨の中ではいちばんの高金利通貨となったニュージーランドドル。知名度ではオーストラリアドルにはまだかないませんが、意外な穴場と言える通貨と言えます。

「穴場」の時点ですでに「意外」なため、「胃痛が痛い」よろしく世の中に溢れんばかりの重複となってしまいましょう。

午前7時(夏時間は6時)、ニューヨーク市場が終わり、新しい一日のはじまりであるオセアニア市場の中で最初に開くニュージーランド。

今回はそんなニュージーランドの経済指標について見ていきたいと思います。

 

ニュージーランドの経済指標

ニュージーランドで注目度が高い経済指標です。国の規模からもそこまで多くの指標が注目されているわけではありません。それでも高金利通貨のため、政策金利の発表では注意が必要です。

  • RBNZ政策金利:年8回7時45分(夏時間6時45分)
  • 失業率:年4回7時45分(夏時間6時45分)
  • GDP:年8回7時45分(夏時間6時45分)

ニュージーランドの経済指標で困る点と言えばやはりFX会社のメンテナンスです。また、時間(特に夏時間)の特性上、スプレッドが広がる傾向があるため、検証通りの結果が期待できないということが多々あります。

そのため、個人的にどうしてもニュージーランドドルの短い期間を使ったトレードには苦手意識を持ってしまいます。MT4を使えば早朝もトレードできそうですが、あちらはあちらでスプレッドが尋常ではないほど広がることがあるので、やはり難しいのかもしれません。

ただし、週足を使ってゆったりとしたスイングトレードでは、高金利通貨が故のスワップ金利狙いのトレードが可能です。

ニュージーランドドルのスワップ金利だけを狙ったFX手法

 

NZドルを使ったトレード

NZドル(ニュージーランドドルと同義)を使ったトレードは豪ドル(オーストラリアドルと同義)と同じく、ロングに優位性があることが多くあります。これは高金利通貨のため買われやすい、落ちたところを拾われやすいという傾向があると言えます。

同じ手法の「買い」と「売り」

この点から、日足などではロングとショートで攻めるのは良いですが、週足以上の長い期間足においてはロングのみの戦略をとっています(もっとも、スキャルピング全盛の昨今では、日足でさえ十分に長いとされる傾向がありますが)。

また、前述のとおり短い期間でのトレードは検証通りの結果が得られにくいため(極端にスプレッドが開いたり、メンテナンス中のこともある)、おすすめできません。

NZドルは同じオセアニア通貨ということで豪ドルと似た動きをすることから、豪ドルをトレードしている人はあえてトレードする必要はないかもしれません(僕は日足と週足でトレードを行っています)。

サヤ取りでは豪ドルNZドル(AUD/NZD)は人気の通貨ペアのひとつです(他にユーロポンド、スイス円なども人気があります)。

 

ニュージーランドの国旗という余談

画像を選んでいて思ったのですが、そしてこれまでもうっすら感じていましたが、オーストラリアの国旗とニュージーランドの国旗ってとてもよく似ていると思いませんでしょうか。

ここに来て指をパチパチ動かしてタイピングしている向こう側に誰かが見ているという自意識過剰な文体で問いかけてしまいましたが、似ていると思いませんでしょうか。

困ったときのWikipediaによると、オーストラリアの国旗はイギリスとのつながり(端折るとオーストラリアはイギリスの流刑地だったこともある)を象徴するユニオンフラッグ(ユニオンジャック)、そして南半球を表す南十字星が特徴とあります。

ニュージーランドの国旗もユニオン・フラッグ、そして南半球を表す南十字星が特徴となっています。

【オーストラリア】
オーストラリア

【ニュージーランド】
ニュージーランド

オーストラリアは6州と1準州による連邦を表すということで、七稜星も配置しています。

  1. 西オーストラリア州
  2. ビクトリア州
  3. クイーンズランド州
  4. 南オーストラリア州
  5. タスマニア州
  6. ニューサウスウェールズ州
  7. ノーザンテリトリー州(準州)

もう一点、両国とも南十字星が配置されていますが、オーストラリアには「みなみじゅうじ座(4等星):五稜星」があるのに対して、ニュージーランドにはありません。

さてそんな取引には役に立たないことを書いてしまいましたが、こういうちょっとした違いは大好きです。

 

豪ドルNZドル(AUD/NZD)という安定した通貨ペア

先ほど出てきましたが、サヤ取りには豪ドルNZドルという通貨ペアを使うのもいとおかしです。

「サヤ取り」を使ってFX相場からコツコツ利益を得る

「FX初心者口座」というカテゴリーの建前、成績は割愛しますが、ふたつの通貨を使うことでリスクが低く、場合によってはスワップ金利も狙えるという手法が考えられます。

場合とは、金利の高い方の通貨のみを保有するということです。豪ドルとNZドルは歴史的に見ると金利が逆転することがあるので、注意する必要があります。

2015年9月現在の金利は以下の通りです。

  • オーストラリア:2.00%
  • ニュージーランド:2.75%

通貨ペアは豪ドルNZドル(AUD/NZD)になるため、スワップ金利を狙う場合は「売り」ポジションを持つことになります。

 

まとめ

【第38回】ニュージーランドの経済指標とNZドルを使ったトレード、いかがでしたでしょうか。

スワップ金利は塵も積もれば山となることから注目されるときがありますが、あまりにスワップ金利を狙うことで為替差損をしないように注意していきましょう。

そう考えると、やはり為替取引のいちばんの目玉は為替差益による収益なのだと思います。


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しゃまらーしか

しゃまらーしか

ひょんなことからFXサイトを作ったシステムトレーダ。東京都港区在住。スプレッドシートを使って過去のチャートを分析するのが得意です。MT4を使ったEAの開発もしています。大好物の甘い物を求めて、今日もVivienne Westwoodのお洋服をこしらえて甘味処を探索しています。

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