もう一度「NYボックス」を見てみよう


ニューヨーク
全米最強FXコーチ、ロブ・ブッカー氏が著作に書いたことで、一気に日本人FXトレーダの間で広まることになった「NYボックス」。

僕自身、当時、鼻息フンフンしながらシステム(トレード)とはなんて素晴らしいのだろうと思ったのを覚えています。

しかし、検証をするにつれて「あれ?」と思うようになりゴニョゴニョ…(1000円で手に入る手法の難しさと言ったらもう)。

ここではあの噂の「NYボックス」をおさらいがてらもう一度見ていきたいと思います。

 

「NYボックス」とは

NYボックスはアメリカのFXコーチ、ロブ・ブッカー氏の手法のひとつです。

これまでにいくつもの雑誌や書籍、インターネットなどのメディアに掲載されてきているのでとても有名だと思います。

詳細はYenSPA!の「秘技[NYボックス]常勝のマイルール」もご参照ください。

ルールは多くのサイトに書かれているので簡単に説明します。

  • 使用するチャート:15分足
  • 使用する通貨ペア:好きな通貨ペア
  • 日本時間12時〜21時(夏時間は13時〜20時)の高値安値を結ぶ
  • 高値安値いずれかを終値の時点でブレイクする
  • ブレイクした方向にエントリする
  • 利益確定+20pips、ロスカット-30pipsに設定する

たしかこのようだったはずです。NYボックスは利益に対してロスカットが大きいですが勝率でカバーするというものでした。

しかし、実際に運用するとアレレのレとなった方が多いのではないでしょうか…。

 

「NYボックス」が掲載されている書籍

実はNYボックスは発表されたタイミングによって微妙にルールが異なっているという特徴があります。

日々改良をしていると思うのでそれは当然だと思いますが、盲目的に使っている人にとっては困ったものかもしれません…。

NYボックスが解説されているロブ・ブッカー氏の著作は以下の3冊です。

1. 超カンタン アメリカ最強のFX理論【発売日:2009年12月19日】

ロブ・ブッカー氏の日本初となる著作です。利益確定+20pips、ロスカット-30pips。

もしロスカットにかかったら逆方向にエントリして、ロングならボックスの高値、ショートならボックスの安値を利益確定、ロスカット-30pipsのリバーサルトレードをします。

リバーサルルールはドテンにあたるのですが、往復ビンタを受けてしまうこともあることから2冊目に続きます。

「2trendy」「NYボックス」「アリゾナルール」の3つの手法が掲載されています。

「2trendy」は相場の行き過ぎを狙った逆張り、「アリゾナルール」は相場を4つのフェーズに分けてトレードする手法です。

超カンタン アメリカ最強のFX理論

2. 超カンタン一点突破FX ~アメリカ最強の理論を極める~【発売日:2010年11月18日】

前作に掲載された3つの手法の中から「NYボックス」だけに絞って、いくつかのアレンジを利かせたものが掲載されています。

連敗すると痛いからリバーサルトレードはやらないとか、金曜日はやらないとか、利益確定は違う場所にするとかいくつかのアイディアを見ることができます。

また、本書はロブ・ブッカー氏の「NYボックス」に影響を受けた日本人トレーダの自分なりのアレンジも掲載されています。

超カンタン一点突破FX ~アメリカ最強の理論を極める~

3. 全米最強のFXコーチ ロブ・ブッカー氏とZAiが作った米国式FXマニュアル【発売日:2011年1月28日】

ZAiから発売された3冊目にあたる本書は「ボルテックス」「NYボックス」「アリゾナルール」の3つの手法がオールカラーで紹介されています。さすがZAiというだけあって見やすさはトップクラスです。

NYボックスでは利益確定の場所を15pips以上離れたピボットポイントに設定しています。ボルテックスもそうですが、本作はピボットポイントが多く取り上げられているのが特徴です。

この頃から、ロブ・ブッカー氏の手法はピボットポイントを意識したものが多くなってきます。

ロブ・ブッカー氏の新手法「トライフェクター」!?

全米最強のFXコーチ ロブ・ブッカー氏とZAiが作った米国式FXマニュアル

 

NYボックスでトレードしている「NYボクサー」

2番目の著書「超カンタン一点突破FX ~アメリカ最強の理論を極める~」にはNYボックスを改良して自分流のトレードをしている「NYボクサー」が登場します。

そこでいくつかのトレーダのホームページを見てみました。

NYボクサー_1


NYボクサー_2

どちらも更新が止まってしまっているようです。

片方のブログの管理人さんは勝率は90%を超えると言っていたのですが…。

やはり一時期のメディアに惑わされてしまうとFXを長期間続けるのは難しいのかなと改めて思わされます。

 

まとめ

もう一度「NYボックス」を見てみよう、いかがでしたでしょうか。

書籍や雑誌に掲載されている手法をそのまま使うのは少し危険なのかもしれません。

また、高い勝率を誇っていても、その手法の持つ平均勝率と期間勝率はまったく別物であるということも分かります。

ロブ・ブッカー氏の手法はどれもアイディアが参考になります。手法を考えたいという方はぜひ一度読んでみると面白いと思います。


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しゃまらーしか

しゃまらーしか

ひょんなことからFXサイトを作ったシステムトレーダ。東京都港区在住。スプレッドシートを使って過去のチャートを分析するのが得意です。MT4を使ったEAの開発もしています。大好物の甘い物を求めて、今日もVivienne Westwoodのお洋服をこしらえて甘味処を探索しています。

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