損切りに対処する三つの方法


少女

利が乗る向きに最速で行け! 私も含め、エントリー直後に画面へ手を合わせ祈った経験がある方も多いかもしれません。ところが間違った方向に進んだときに、損切りせざるを得ないのも相場です。当記事では、私自身が損切りに対処するため、経験の中から見つけた三つの方法をシェアしてみます。

「FX攻略.com 2016年4月号」の特集「損切り克服のアドバイス」から佐々木徹さんのコラム「損切りに対処する三つの方法」を見ていきます。特集は全4名によるコラムが掲載されていますが割愛します。

「損切り」、できれば避けたいところではございますが、相場という不確かな世界においてはどうしても避けられないのが現実です。週足でトレードしようと月曜日に持ったポジションが火曜日あたりに損切りに遭う度に「自分はなんてセンスがないんだ」と思わされますが、それは致し方ありません。

記事の中では損切りについて「自分だけではない」ということが綴られているので、「損切り」に悩む人はぜひ読んでおきたいところです。

 

損切りに陥る思考の流れ

  1. 利が出ている間の利食いを逃す
  2. 相場に強烈な追い込みをかけられ思考が止まる
  3. 「痛みの恐怖」から逃れるため損切りをする
  4. もともと想定していた向きに相場が動き始める
  5. 損切りしていなければ利が乗る場所まで進む
  6. 「儲け損なう恐怖」から逃れるため、新たにポジションを作る
  7. 最初の1に戻る

この無限ループに陥ると、思考力が気づかない間に削がれ、画面の動きに追随するだけになり、資金管理もなく、資金を加速度的に減らしてしまいます。

FXだけに限ったことではありませんが、相場あるあるです。僕も今まさに周りでトレードしている方を見ていますが、「大切なのは資金管理だ!」「大丈夫、上がるはず」と言いながらもやはり大きなお金を失ってしまっています(他人の相場観とは討論しない主義です)。

 

人間の本能が損入りの記憶を流し去る

では、なぜこのような事態に陥るのでしょうか。

それは、人間の生存本能によるものなのかもしれません。

「痛み」を早く忘れ去る一方で、「楽しみ・喜び」を長く思い出すように、また危機に直面すると思考を止めるように、私たちはプログラムをされているようです。

これこそが人間の本能に従っていると絶対に相場では勝てないと言われている所以です。残酷かもしれませんが、人間の心を忘れたロボットのように、ただルール通りエントリと決済をするのが一番なのでしょう。

 

三つの方法で本能を制御

  1. 「利益の期待」よりも先に「損失の痛み」をイメージする
  2. 損切りの場所はエントリーの前に決める
  3. 「痛み」が受け入れられるときだけトレードする

このように先に最悪を受け入れておくと、建玉後に相場がどこに向かったとしても「想定外の危機」が発生しません。つまり生存本能に思考を止められる危険がなくなるのです。

少し前に『アメトーーク』で「マイナス思考芸人」というものがありましたが、冗談ではなく、オードリー・若林さんやバカリズムさんのような思考の方が相場が上手く張れそうです。反対に高レバレッジの資金効率や、短時間で稼げたという記憶が強く残って皮算用してしまうタイプの方は難しくなります。

 

思考することが何よりも大切

大切なのは、分析を行うための思考力を手元から離さないことです。

そのためにも、また私が歩んだような不用意に資金をなくすような経験を避けるためにも、読者の方は以下の3点を活用することをお勧めします。

「損切りの場所はポジションを持つ前に決める」

「儲けよりも損失の痛みをイメージして、受け入れ可能か自分に問う」

「納得できない時はポジションを持たない」

相場をやる上で大切なのは「明日の遠足楽しみだな」ではありません。

「明日の遠足はきっと雨になるだろうし、行きのバスの中は上手く溶け込めず、機嫌が悪いふりをして自分に壁を作って、大好きなあの子が話しかけてくれても不本意な返事しかできず、お弁当も忘れてしまった上に急に便意を催す…」

このくらいの後ろ向きがちょうど良いのかもしれません。

 

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しゃまらーしか

しゃまらーしか

ひょんなことからFXサイトを作ったシステムトレーダ。東京都港区在住。スプレッドシートを使って過去のチャートを分析するのが得意です。MT4を使ったEAの開発もしています。大好物の甘い物を求めて、今日もVivienne Westwoodのお洋服をこしらえて甘味処を探索しています。

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