UBSトレーダー最大7人をスイスが為替操作で年内に処分


UBS

出典:http://www.brightnetwork.co.uk/

スイス最大の銀行UBSの最大7人のトレーダーが、外国為替市場の操作をめぐり同国の金融市場監督当局であるFINMAから年内に制裁を科される見通しだ。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。為替操作スキャンダルで個人が処分を受ける最初のケースになる可能性がある。

調査が継続中であることを理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、FINMAは処分の対象となるトレーダーに年末までに制裁の通知を行う予定だ。個人への最も厳しい処分となる場合、スイスの金融サービス業界での就労が5年間にわたり禁止される。

UBSトレーダー最大7人をスイスが為替操作で年内に処分-関係者

ブルームバーグにあった記事です。2014年頃から2015年にかけて話題になった、トレーダーによる為替操作の制裁が科されることが分かりました。

この事件に関して、拙サイトで言及するのははじめてなので、おさらいの意味も込めて見ていきたいと思います。

 

大手5行によるレート不正操作

FINMAがUBSに課した罰金は1億3,400万スイスフランであった。同局の調査によると、チューリッヒの同社従業員が長期間に及んでFXベンチマークの不正操作を企てており、顧客の不利になるよう働いていた事が発覚した。FINMAは、同行の数々の違反行為を確認しており、その中には顧客のストップロス注文を同行の有利になるよう実行、フロントランニング、顧客の個人情報を第3者機関に公開、過度なマークアップ等が含まれていた。

米・英・スイス当局、レート不正操作を巡り世界大手銀行立て続けで罰金攻め

2014年11月の記事では、米・英・スイス当局が、レート不正操作をした大手銀行に罰金を課したとあります。その中でももっとも大きな打撃を受けたのがスイスの大手銀行UBSです。

各当局から発表された罰金命令の割合

出典:http://jp.forexmagnates.com/

UBSがいちばん多いとはいえ、ほかの銀行もすごい金額です…。

罰金は分かった、悪いことをしたのも分かった、んじゃ何をやったの? ということについて見てみます。

  1. 顧客のストップロス注文を同行の有利になるように実行
  2. フロントランニング
  3. 顧客の個人情報を第3者機関に公開
  4. 過度なマークアップ

なんとなく分かるような分からないような。

「ストップロス注文を〜」は典型的なストップ狩りですよね。これによって世界的な銀行でも悪どいことをしている人はわんさかいることが分かりました。

「フロントランニング」とは、顧客から受けた注文の前に自分の注文を通すことです。どんな弊害があるのかというと、顧客が買おうとした場合、自分(銀行)が先に買ってレートが上がったところで顧客が買う。レートが上がったところで売り抜けるという…。

「マークアップ」は、FXだと通常のスプレッドにpipsがプラスされていることです。そのプラスされている分はまるまるFX会社の儲けにつながります。マークアップは特に悪いことではありませんが、「過度」とあるので、やはり…。

ちなみに「マークアップ一切なし!」を謳っているFX会社もありますが、初期設定のスプレッドが極端に広いところがあるので、それはそれでアレかと…。

(例)

「うちはマークアップしないよ!」

ドル円2.5pips…

お、おう・・・

 

まとめ

昨年、UBSが大きな罰金を課せられ、今回、UBSのトレーダーが個人でも処分されることが分かりました。詳細は年末までに分かるとのこと。

と、記事を書いてみたのですが、1日1記事って意外と難しいと思いました。なにが難しいって1日1記事に絞ることです。1日2記事くらいの方がかえって楽なのかもと。

いや、それはきっとなかったことに…。


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しゃまらーしか

しゃまらーしか

ひょんなことからFXサイトを作ったシステムトレーダ。東京都港区在住。スプレッドシートを使って過去のチャートを分析するのが得意です。MT4を使ったEAの開発もしています。大好物の甘い物を求めて、今日もVivienne Westwoodのお洋服をこしらえて甘味処を探索しています。

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