VIX恐怖指数をFXトレードに活かす

株やFXをやっている人なら一度は聞いたことがあるだろう「VIX」「恐怖指数」。

この指数が20を超えると…とよく言われますが、この類のことはどうも使い勝手が分かりません。

オシレータも買われすぎ売られすぎとシグナルが出るようですが、それらを使って継続的に利益を出している人はいるのかは甚だ疑問です(批判ではなく、本当の疑問です)。

ひょっとしたら事実はとんでもないところにあるのかもしれない、ということで、ここでは噂の「VIX恐怖指数」について見ていきたいと思います。

VIX恐怖指数とは

「VIX」とは以下のように定義されています。

シカゴ・オプション取引所(CBOE)が、S&P500を対象とするオプション取引のボラティリティを元に算出、公表している指数。

ちょっとややこしいですね。VIXは「Volatility Index(ボラティリティ・インデックス)」のことで、「値動きの指標」と表すのがよいかもしれません。。

VIXの数値が高くなると投資家の心理が不安になるということから「恐怖指数」と呼ばれることがあります。

過去のVIX恐怖指数

過去、VIX恐怖指数が高かったときはこのようなときです。

  • 1997年10月 アジア通貨危機:38.20
  • 1998年10月 ロシア通貨危機:45.74
  • 2001年9月 アメリカ同時多発テロ:43.74
  • 2002年7月 エンロン不正会計事件:45.07
  • 2003年3月 アメリカのイラク侵攻:34.69
  • 2008年10月 リーマンショック:89.53

通常時が10〜20で推移していることを考えると、「89.53」がどれだけ異常か分かります。

VIX恐怖指数を使った指数先物取引もある

実はこのVIXを使った指数先物取引があります。

アメリカでは「VIX指数先物」、日本では「日経平均VI先物取引」という銘柄があり、言ってみれば「人の不安が上るか下がるかを予想する」という、どこか人道的ではない気もする指数に興味津々になってしまいます。

と、話が逸れるので指数先物取引についてはこの辺に。

(興味があるのでいずれブログの中で検証したいと思っています)

VIX恐怖指数をFXトレードに活かす

それではVIX恐怖指数をFXトレードに活かすことはできるのでしょうか。

エコノミスト()やアナリスト()のお話を聞いても「いやいや、それは後付け論でしょうが…」というものばかりで、辟易されている方も多いと思います。

後ではいくらでも言えますし、それをどうトレードに活かすかのみを知りたいですよね(もっとも彼らは評論するのが仕事なので、トレードはしていないと思います)。

さて、「VIX恐怖指数が高くなると、投資家が不安になって相場が大きく動く」ということが分かりました。

FXはふたつの通貨を使った取引のため、「下落=悪い」という意味にはなりませんが(スイスフランや円などリスク通貨が買われることはある)、大きく動くという意味は近いと思います。

人は思ったのと違うとVIXビンビンになる

2014年11月現在のドル円相場のように、上がり調子の相場ではどんどん買えば利益が出せそうな気がします。

事実,多くの報道では「ドル円!」と煽っているはずです。

しかし、「大衆が思ったのとは違う展開になったとき」、相場にパニックが訪れます。

具体的に書くとこのようになります。

  • 上昇相場だと思っていたときに悪い材料が出る
  • 下降相場だと思っていたときに良い材料が出る

検証をしてみると分かりますが、これらのときに相場は大きく動く傾向があります。

「自分が思っている」のとは逆の方向に相場が動き出すと、ジワジワと相場が動きはじめ、やがて多くのトレーダーのロスカットを巻き込んで、相場が大きく動くのです。

「そんな都合の良いことが起きるか?」と思う方もいるかもしれませんが、「相場が逆の方向に動いた」「そろそろ止まるはずだと見守っていたけれど、なかなか動きが止まらない」「結局、指をくわえているだけで終わってしまったという経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。

特に「政策金利」のあとのお偉いさんの記者会見などではよくありますよね。

タカ派な発言をして浮かれたあとのハト派な発言で今月最大の下落があったとか(ユーロとかしょっちゅうあるような…)。

FXで逆を行く

具体的には「上昇相場のとき下方向に逆指値を置いておく」。または「下降相場のときに上方向に逆指値を置いておく」などが有効な手法といえます。

ちなみに、当サイトで紹介している手法はすべてこのフィルタをかけています(現在は紹介しておりません)。正確には「VIXフィルタ」というものではなく、「トレンドと逆の動きが出たときにエントリーする」というものです。

多数派が思っているのとは逆の方向に張るというフィルタは、大きな効果を生むことが分かりました。

まとめ

VIX恐怖指数について書いてきました。

VIX恐怖指数を直接使うのではなく、「みんなが思っているのとは逆のことをする」というのが、ときに大きな利益を生むチャンスなのでしょう。FXも人生も「逆張り」を上手に使うことが大切なのかもしれません。